設定資料集⑬
《超古代の遺物一覧》
『空駆ける機竜』
レフィリアたちがバルディノン神殿地下の古代遺跡にて手に入れた、ワイバーン型の飛行魔導機。発見されたのは全部で五機。
時速300~400キロ以上の速度で飛行可能。一応、傀儡の類にあたるが自分で動くことは出来ず、あくまで乗り物なので操縦者を必要とする。
とはいっても原付バイクが運転できる程度の能力があれば十分自在に乗りこなせるくらいにとても操縦しやすく、ワイバーンやグリフォン、ペガサスといった飛行魔物を扱うような高度で特別な技術を用いなくて済む。慣れれば子供でも簡単に操れるほどの直感的な動作が可能。
飛行には物理的な推進装置を使用しておらず、特殊な力場を発生させることで機体を浮かせコントロールしている。加えて高速で大空を飛んでも、操縦者の身体に空気抵抗やGなどの負荷や影響を殆どあたえない防護力場が座席周囲を覆って保護する機能を備える。
燃料も必要とせず、動力には半永久機関である小型魔力炉を搭載しており、非使用時には自動でエネルギー補充を行う上に多少の損傷は自動修復が働く。連続最大航続距離は約1500キロで、動力が空になってから最大まで充填されるのにだいたい5,6時間程度かかる。
また天翔ける船箱と同様、縮小して持ち運べる便利な機能も有している。この遺物の場合は手のひらに収まるくらいのカプセル型に変化する。武装に関しては一切取り付けられていない。
『見定めの透視鏡』
ハンターが所有している遺物装備の一つ。
ただし他のアイテムと異なり、これだけは発掘品ではなく彼が過去に祖父から譲り受けた物。そして彼が古代遺跡を巡るトレジャーハンターを志すきっかけを与えた品でもある。
形状はレンズを横にスライドさせて出すことが出来る円盤状のペンダント型コンパクト・ルーペ。レンズを通して覗いた物品の価値や名前、効果や機能といった情報を使用者に直接透視させる鑑定用魔道具。
あくまで物品を調べる為の代物なので、生き物や魔法そのものには作用しない。またある程度近づいてから使わないと詳細な解析は不能である。
ハンターにとって当然ながら最も大事な、思い入れのある遺物。
『身躱しの足輪』
ハンターが所有している遺物装備の一つ。足首に装着する装飾品。
装備者単体を狙った物理攻撃に対して陽炎のような幻術効果を及ぼし、狙いを外させる回避用魔道具。
単純に姿の像だけでなく気配の位置すら誤魔化すが、本体からズレるのはせいぜい1、2メートル程度なので範囲攻撃には意味を成さない。
また仕組みのネタが割れると一気に効果が薄くなる。あくまで初見のみに有効な装備。
『魔喰いの籠手』
ハンターが所有している遺物装備の一つ。肘まで覆う左腕用の近未来デザインな甲冑手甲。
魔力を吸収して溜め込み、それを様々な用途で扱える多機能武装。魔法攻撃を受け止めた上で即座に魔力変換し、消し去ると同時に取り込むことも可能。
チャージした魔力の使い道は豊富で、刀剣並みのリーチを誇る光刃や防御用の魔力障壁、遠距離から複数の目標を狙い撃ちできるマジックアローに戦闘以外でも応用の利くフックショット等、あらゆる状況で効果を発揮する。
ハンターにとって苦手な分野を補う為の対抗装備であり、得物であるナイフ以上の信頼を以て重宝されている。
『蝕みの短剣』
ハンターが所有している遺物装備の一つ。
見た目は多少凝った作りとはいえ単なるダガーナイフに過ぎないものの、少し刃が掠っただけで生物ならば直ちに影響を及ぼす猛毒が刀身から滲み出ている。
毒の強さは使用者が調節でき、あくまで行動不能状態にする手加減用のものと、すぐに死へ至らしめる本気用へ自在に切り替えが可能。本気時の毒性はヒュドラの血液に匹敵するほど強力で、余程の強い毒耐性か何らかの特殊な加護か無い限り、対抗できるものではない。
本来なら自身が毒を受けたことも認識すらさせぬまま即死させるだけの効力を持つが、状態異常付与を目的とした武器である以上はもし耐えられてしまうと、解毒用の魔法で割とあっさり治されてしまうのが弱点。
『矢流れの腕輪』
ハンターが所有している遺物装備の一つ。右手首に装着している装飾品。
対人規模の単体物理射撃を無効化する防御用魔道具。主に弓矢による狙撃などを防ぐ為の代物。これさえあれば矢が雨のように降り注ぐ戦場であっても無事でいられる、弓兵涙目のアイテム。
ただし魔法による飛び道具は防御対象にならない。また地形破壊レベルで一帯を吹き飛ばすような規模の質量攻撃も対象外である。
『虚ろなる空箱』
ハンターが所有している遺物装備の一つ。本来は箱単品だが、ハンターが身に着けやすいようウエストポーチに改造している。
機能はいわゆるアイテムボックスで、中に物品を収納しては手を翳して物品を思い浮かべるだけで自在に外へ取り出す事が出来る。
ラスター族のクリスタルと違って使い捨てではなく何度でも使用可能なのでとても便利。ただし制限が全く無い訳ではなく、出し入れできるのは片手で持てる物に限られ、生き物は不可。
また収納量もけして無限ではなく、ちょっとした倉庫一件分に収まる程度といったところ。勿論、中に入れた物は時間の経過で一切劣化する事はない。
『燦めきの短刀』
ハンターが所有している遺物装備の一つ。彼の得物。
通常時は切れ味が良くて、やけに丈夫な業物ナイフに過ぎないが、魔力を込めると刃が超高温に赤熱化して鋼鉄すら容易く溶断できるだけの威力になる。
また更に注ぐ魔力量を増やすと、ルヴィスのクリティカル・ブレイドのように刀身が荷電粒子化する上、長さも剣と代わらないくらいのリーチとなる。
魔力さえあれば、後は特殊な技術などを必要とせずに魔法剣の奥義レベルの威力を通常攻撃として繰り出せる非常に強力な武器。




