コイヌ愛してるよ
天空に散らばった幾千のピース
平和とは違うこの場所で出会った。
例え世界が俺たちを殺そうとしても、帰らぬ時の中で
子犬を拾い上げた時、雨が降る
子犬を拾い上げた時、雨が降る
長い髪を束ねる仕草に、恋をしたとき
恋に濡れる
ここから出て自由を生きたい。
そう願ったら、君はそこにいた。
コイヌ。
衣擦れの音に泣いた。
月が照って、愛さえ見えない
君の震える声が、俺を呼んで、指先から涙が伝う
詰まる
言葉に
そんな瞬間に、拾い上げた欠片をもう一度投げる
フローする世界に、もう影はなかった。
ただコイヌ
君の姿だけが見えている。
手をつないだ。
開いた指先に、体温を感じた。
閉じていく瞼に、コイヌ愛しているよ
コイヌ! コイヌ!
君の名を呼ぶ度に、声が枯れる
ここにいてほしい
ここに、ここに!
思い出が俺を襲うんだ
振り切れない。
手をつないだ帰り道に、何度も繰り返すループ
大きな目を見せてくれた。
そこからこぼれる涙は、俺を透明にする
偽りの銃弾が俺の心を貫いて、落ちていく時、そばに居てほしい
天空に散らばった命が、多く散る時に、花びらのように、花びらの中で子犬が走ってくる
抱き締めたい。
おれの手は!
血に染まるようにふさわしくないから。
コイヌ!
君は俺の手をすり抜けてくれ
愛してるよ
届かなかった
声が。
それでも、朝が来て、思うんだ
衣擦れの音に泣いた
午後に日差しが眩しい
夜の鳥が美しい
この世界が染まるように
ただ愛のような音で。
子犬を抱きしめた
瞬間に幸せが来るような
そんな幻想さえ、幻想さえ、いだきたくなる
それは、この宇宙で、ただいるように
それは、この宇宙で、ただいるように
俺はここにいる
すべてのものを越えて、ここにいる
強く、強く
コイヌ。
君の髪の重さが、俺を自由にする
すると、失速していく世界で、加速するものがある
抱きしめたい
という感情だけが。
「泣かないで」
そう言った俺と君は同時に言った
なぜ?
逡巡すら愛おしい惑星がキスを待つ公園で、巨大な流星から、自由を唄う
体が浮いた
重力は開放する
が
俺は君の唇で。
俺は、君のそのなにもぬっていない唇で、囁く小夜鳴き鳥の月の空の星の宇宙の
君の中に吐精したい。
君の中で愛のようなものを感じて、永遠を見つめていたい
君の瞳の奥の輝く星空を。ただ、ここで、愛というものは、ただここで。鳴り続ける。
俺と星々が、コイヌ、愛でつながっているんだ。
その中に、子宮は永遠になりつづける愛のループしていく、何とも言えない。
何とも言えない
永遠の愛なんだ!




