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さて、彼らの真実はどこにあるのでしょうか。
彼らは夢を見ていたのか、それとも、現実を見ていたのか。
その答えは、どこにもありません。
あるのはただ、彼らには2つの世界が見えたという事実。
どちらが虚構なのか、はたまたどちらも虚構なのか。
そんなことは、どうでもよいのです。
観客席の皆様には、意味の解らない、つまらない劇と思われるでしょう。
そう、つまらないものなのです。
だからこそ、彼らの人生は輝こうとするのでしょう。
滑稽であり、健気であり。
それが我々の愉しみとなり得るのです。
おや、またどこかで世界が生まれるようです。
それでは皆様、次回の講演をお楽しみに。
そして、永遠にさようなら。
私でさえ、作り出されたひとつの世界なのですから―
はい、意味が解らないですね。
まぁ、私たちが見ている夢が本当に夢か確かめる術は無い訳で。
実は今、この瞬間の方こそが夢かもしれない訳で。
人の数だけ世界がある。
しかし、どの世界が真実なのか、誰にも解りはしない訳で。
そんなことを書きたかった…気がしないでもありません。
兎に角、ここまで読んで下さった皆様、心より感謝とお詫びを申し上げます。




