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瑠偉の住むところ

 ある日、レッスンに来た瑠偉の元気がなかった。メンバーはすぐに気づいた。

光輝:「瑠偉、どうしたの?何かあった?」

こういう時、真っ先に声をかけられるのが光輝である。気配りがナイス。

瑠偉:「実は、うちの親が転勤になって、福岡に引っ越すことになったんだ。」

光輝:「福岡に?・・・え?瑠偉、どうするの?瑠偉も福岡に行くの?」

瑠偉:「うううん。高校の寮に入る事になると思う。でも・・・寮には門限があるし、ここで遅くまでレッスンできなくなっちゃうよ。」

ちょうど、植木がやってきた。

光輝:「あ、社長、聞きました?瑠偉が学校の寮に入るって。」

植木:「ああ、親御さんから聞いたよ。来月からだそうだ。」

篤:「急だなあ。瑠偉も、親と離れるの寂しいだろ。」

瑠偉:「まあ、それは仕方ないんだ。せっかく入った高校だからどのみち辞めたくないし、STEの活動はもちろん続けたいし。」

光輝:「社長、何とかしてあげてくださいよ。レッスンに瑠偉が出て来られなくなったら困るよ。」

植木:「そうだなぁ。まだ独り暮らしさせるわけにも行かないしなあ。じゃあ、俺の家に来るか?」

光輝:「それはダメですよ!」

流星:「そうですよ、ダメです!」

植木:「え?何で?」

光輝:「社長、独り暮らしですよね?未成年と2人きりとか、犯罪ですよ!」

植木:「え???」

光輝は瑠偉を抱きしめるようにして、守っている。

植木:「いや、いくら瑠偉が可愛いからって、大丈夫だよ?男の子だからね?」

篤:「いやいや、社長。2人きりはやめた方がいいですよ。この、可愛い瑠偉ですからね。」

流星:「そうですよ、やめた方がいいです。万が一って事もありますから。」

植木:「そうか?」

碧央:「あ、瑠偉、俺んち来るか?」

碧央が突然そう言ったので、みんな一斉に碧央の顔を見た。

碧央:「あ、いや、うちには両親いるから。うちさ、兄貴が地方の大学に行ってて、兄貴の部屋が空いてるからさ。それに、母さんがいつも夕飯作り過ぎたって言ってはため息ついててさ。俺1人じゃあ食べきれないし、かといってたくさん余ってると母さん寂しそうだし。だから、瑠偉がうちに来たら、母さんも喜ぶんじゃないかと思って。」

瑠偉:「でも、お兄さんが時々帰って来るんじゃない?夏休みとか。」

碧央:「そういう時は、瑠偉は俺の部屋で寝ればいいよ。」

瑠偉:「・・・ホントに?碧央くんちに行っていいの?」

碧央:「おう、瑠偉さえ良ければ。」

植木:「なるほど。じゃあ、双方の親御さんに話してみよう。これから電話してくるから、君たちは歌とダンスの練習をしてなさいね。」

メンバー:「はーい。」

涼:「よし、じゃあ始めるか!」


 そして、レッスンが終わる頃、植木が知らせに来た。瑠偉は、碧央の家に住むことになったのである。


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