300年山で暮らしてた引きこもり~の感想
【タイトル】
300年山で暮らしてた引きこもり、魔獣を食べてたら魔獣の力を使えるようになり、怪我も病気もしなくなりました。僕が世界最強? ははっ! またまたご冗談を!
【あらすじ】
世界最強の『剣聖』を排出してきたトリスタン家の長男として生まれたルーシェルは、将来を嘱望されながらも、身体が弱いという理由で山に捨てられてしまう。
魔獣がいる山に、たった5歳で放り出されたルーシェル。しかも病気が再発し朦朧とする中、自分を食べようとしたスライムを思わず口にする。その瞬間、病気の症状が軽くなることを知ったルーシェルは、魔獣を食べることによって不思議な力を得ることを悟る。
その後ルーシェルは『魔獣食』の研究に没頭し、いつしか自分が何故山にいたのかすら忘れてしまった。
気が付けば300年……。ひ弱で病弱だった身体は頑丈で病気に強いどころか、ドラゴンの肉を食べて不死の身体になっていった。身体も若返り、子どもの姿で過ごしていたルーシェルの下に公爵貴族の騎士たちが現れる。
その生い立ちを知った騎士たちは、主君に報告。ルーシェルは公爵家の養子として育てられ、溺愛されることになるのだが……。
「炎が全く効かないのだが……」
「火の鳥の料理を食べてもらいました」
「竜すら殺せる毒だぞ! 何故死なん?」
「毒? ちょっと強めの山椒かと思ってました」
「その落花生、見たことないんだけど……」
「体力の実です。食べますか?」
「そんな高価な実をおやつ感覚で食べないで!」
料理も、剣(包丁)の腕も規格外のルーシェルが巻き起こす無双『食』ファンタジー。
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【あらすじを読んだ感想】
将来を嘱望されたにもかかわらず、体が弱いからという理由で簡単に捨てるという、相変わらず理解しにくいあらすじが目を引きます。
というか、なんで捨てるんですかね。
跡を継がせたくないという理由なら、病弱なんだから放っておけば勝手に死ぬと思うんですが。
子供を簡単に捨てるという行為は普通、周りから冷たい目で見られる行為のため、名家なら余計やらないことなのですが、なろう小説は主人公を持ち上げる展開のためなら周りをとことん外道に描くスタイルなので問題ないってことでしょうかね。
で、公爵家の養子として溺愛されるのに、何か燃やされかけたり、毒殺されかけたりしているのですが……。
というか主人公300歳なのに、なに子供として扱ってもらおうとしてんの?
いくら一人で生活し続けていたといっても、成長とともに精神の発達もいくらかあると思うのですが。
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【本編を読んだ感想】
まるで、数多のなろう小説の主人公のその後を描いたような始まり方でした。
剣聖の父親に稽古をつけてもらう5歳の主人公。
普通の小説なら微笑ましい情景が描かれるところですが、これは人間として歪みに歪み切った者が好んで読むなろう小説。そこには殺伐とした修羅場が描かれました。
主人公は文武両道の下に教育を受け、戦略・戦術に限らず、語学、政治学、魔法学、化学、料理、薬学など、ふつう20年かけて学ぶことを5歳の時点で会得したそうです。
これから主人公無双をするための下準備なのでしょうが、どうせ有効活用されるのはその3分の1以下なのがなろう小説です。悲しいなぁ。
人は主人公を神童と呼びますが、剣聖の子供なんだから剣聖になるべきだという理論でスパルタ教育を受けさせられます。
豪雨が降りしきる中、剣聖の父親は全力で5歳の息子を滅多打ちにし、泥水をすすわせるような稽古をつけました。
しかし、主人公は病弱の身らしく、父親に一本も打ち込むことが出来ないため捨てられました。
この父親を見て、まるで子供を持ったナローシュを見ているように思いました。
子供は自分の分身。そう考えているナローシュはチートを持っている自分と同様に、息子を万能で完全無欠の存在にしようとした。
教育によって座学に関しては完璧と言っていい反面、武術に関しては病身という重い枷がはめられた。
完全無欠でなければ納得しないナローシュは、病弱な息子を不完全な自分と認識し、目の前から存在を消そうとした……そんな場面にも見えました。
本編に話を戻しますが、息子が病弱の身というならば、豪雨の中滅多打ちにしてさらに弱らせるなんて事は普通しないと思うのですが……。
やはりなろう小説のその後といわれた方が、よっぽど納得できるのではないでしょうか。
で、父親の命令で捨てられたわけですが、主人公を哀れに思う者によってこっそり育てられるという展開にはなりませんでした。
そうすると300年一人で生きて、人里に降りて無自覚無双できなくなるからね。
書いててなんだけど、ほんとに腐ってんなこの小説もどきは。
捨てられて60年たった時点で、話し言葉の最後に"じゃ"をつけて老人感を出していますが、300年の時点でドラゴンの肉を食べた結果、姿が若返るだけでなく、話し言葉も子供に戻るという奇妙奇天烈な展開が描かれました。
姿が若返るのはともかく、なんで精神も退行しているんですかね……。
まあ、この後どうせ無自覚無双して他者にマウントを取ることを考えると、退行というより退化といった方が正しいのでしょうが。
ちなみに老人口調が無くなったのには理由があるそうです。19話の前書きで書かれてました。
『追々お答えさせていただきます』とありますが、感想で指摘されなければ永遠に理由を考えることはなかったと思います。
主人公は300年間、いつ人と話してもいいように毎日発声練習をしていたようです。でも別に人恋しいとは思わなかったそうです。なんで発声練習していたんですかね……。
というか長くとも100年たった時点で人里を目指すとかしなかったんでしょうかね。まあ、作者はどうせ考えてないでしょう。
その後公爵家に拾われた主人公、その道中色々なことがあったのですが、極力実力を隠そうとします。
ですがその実力が見抜かれると、途端に周囲の人間から嵐のような"すごい"コールが鳴り響きます。
これはその場その場で実力をひけらかすより、あらかじめ隠して置いて、溜まったところで一気に明らかにすることで爆発的な賞賛を浴びるというなろう小説のテクニックです。クソみてえなテクニックだな。
その後鑑定魔法でステータスオープンをされる主人公。
以下のスキルを持っていることが明らかになりました。
【透視】【軍歌凱旋】【浮遊】【気配探知】【竜火猛煌】【構造分析】【気配遮断】【風弾】【炎弾】【水弾】【土弾】【雷弾】【光弾】【闇弾】【炎槍】【風槍】【水斬】【土槍】【雷槍】【光槍】【闇槍】【炎斬】【風斬】【水斬】【土斬】「【雷斬】【光斬】【闇斬】【暴風】【吹雪】【凍てつく息】【焼け付く息】【麻痺耐性】【麻痺無効】【炎息】【魅了】【魅了耐性】【石化】【石化耐性】【技術全体化】【眠歌】【眠り耐性】【魔法耐性】【魔法吸収】【魔力制御】【魔力精密精度】【自動回復】【自動大回復】【自動魔力回復】【自動魔力大回復】【不死】【炎爆撃】【風爆撃】【水爆撃】【雷爆撃】【聖光撃】【闇の衣】【波動】【凍てつく波動】【衝撃耐性】【衝撃吸収】【落下耐性】【落下無効】【毒】【猛毒】【毒耐性】【毒無効】【毒吸収】【猛毒耐性】【猛毒無効】【猛毒吸収】【死への秒読み】【即死の魔眼】【即死耐性】【即死無効】【魔眼耐性】【魔眼無効】【魔眼返し】【大地撃】【大地震】【装備重量軽減】【装備重量無効】【回復】【大回復】【天使の祈り】【蘇生】【大蘇生】【酸弾】【酸耐性】【酸無効】【酸吸収】【腐食弾】【腐食撃】【腐食耐性】【腐食無効】【状態異常軽減】【状態異常耐性】【状態異常無効】【状態異常吸収】【痛み軽減】【痛覚遮断】【斬撃強化】【刺突強化】【弓術強化】【短剣術強化】【斬撃耐性】【刺突耐性】【狙撃強化】【連撃強化】【見切り】【鑑定】【空間移動】【解錠】【封印】【回避強化】【運強化】【俊敏性強化】【鍛冶術】【魔剣の作り手】【神剣の職人】【薬の知識】【薬の学者】【薬の賢者】【鋼の心】【使役】【傀儡】【支配】【竜特攻】【人型特攻】【巨人特攻】【巨獣特攻】【スリップ】【時間停止】【時の砂】【竜王の巣】【天雷】【召喚】【魔物召喚】【精霊召喚】【神獣召喚】【神竜召喚】【予見】【予知】【体術強化】【拳の達人】【蹴りの達人】【寝技の達人】【錬金】【創造】【分子分解】【炎耐性】【炎能力強化】【炎属性付与】【炎属性無効】【炎属性吸収】【風耐性】【風能力強化】【風属性付与】【風属性無効】【風属性吸収】【水耐性】【水能力強化】【水属性付与】【水属性無効】【水属性吸収】【土耐性】【土能力強化】【土属性付与】【土属性無効】【土属性吸収】【雷耐性】【雷能力強化】【雷属性付与】【雷属性無効】【雷属性吸収】【金属性破壊】【金属性支配】【光耐性】【光能力強化】【光属性付与】【光属性無効】【光属性吸収】【闇耐性】【闇能力強化】【闇属性付与】【闇属性無効】【闇属性吸収】【二重魔法】【二重魔法付与】【重力50】【重力100】【重力耐性】【高重力耐性】【竜変化】【二刀流補正】【熱耐性】【熱無効】【熱吸収】【冷気耐性】【冷気無効】【冷気吸収】【恐怖耐性】【精神――――。
これだけで1100文字も稼げました。
よくもまあこれほど書いたな!10分の1も生かせるとは到底思えませんね。
このスキルの設定を全て覚えて、今後の展開で「こっちのスキル使った方が良かったんじゃないの?」と突っ込む遊びを、誰かやってくれませんかね。狂気の沙汰というほかありませんが。




