学級裁判で追放された器用貧乏 器用だったので1人で生きていく~の感想
【あらすじ】
レオピン少年は、生まれつき器用であった。
彼はその器用さを活かし、幼い頃から様々なクラフトを行ない、仲間たちに貢献してきた。
レオピンは『王立開拓学園』に仲間たちとともに進学。
しかし入学式での『能力開花の儀式』において、レオピンに与えられたステータスは悲惨なものであった。
『職業は無職』
『ステータスは、器用さ以外は初期値のままで成長しない』
『スキルは器用貧乏』
器用さ以外に全く取り柄のないレオピンを、クラスメイトたちは『追放』。
レオピンは『特別養成学級』という、落ちこぼれのクラスに入れられてしまう。
ひとりぼっちになってしまったレオピン。
しかし与えられたスキル『器用貧乏』が、意外な性能を持っていることに気付く。
それは、
『器用さのステータスを、他のステータスに変換できる』
『好きな職業に転職できる』
というものであった。
レオピンはまず『木こり』に転職し、森から木材を得る。
さらに『大工』に転職し、誰よりも立派な家を建築。
『鑑定士』に転職してレアアイテムを判別し、『戦斧使い』に転職してチョッカイを掛けてきた他のクラスの生徒を撃退。
『レンジャー』に転職してダンジョンを探索、『ニンジャ』に転職して罠を楽々くぐり抜ける。
レオピンは単独で、なんでもこなせるだけの力を手に入れていた。
ひたすら無双しているうちに、幼なじみの聖女に慕われ、美女錬金術師から見初められ、レオピンの活躍はさらに知れ渡っていく。
一方、レオピンを追放したクラスメイトたちは、レオピンの能力を目の当たりにして追放を後悔。
家は掘っ立て小屋のままで、探索もままならず、じょじょに学園内での居場所を失っていき、破滅する。
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【あらすじを読んだ感想】
あらすじは漢字で「粗筋」と書くのですが、具体的すぎませんかね、これ。
もはやあらすじではなく、要約と呼んでよい代物だと思うのは私だけでしょうか。
それでもって、主人公は器用貧乏?
で?落ちこぼれだから追放?クラスメイトが?
で、入学式で無職呼ばわり?でも実は強くて、追放したクラスメイトは学生の段階で破滅?
いままでの小説のあらすじで、これよりも突っ込みどころのあるものはないだろうという予想をことごとく裏切ってきますね。悪い意味でですが。
ぶっちゃけあらすじで内容をほとんど説明しているから本編読まずにここで切っていいんじゃないかと思いましたが、せっかく長々と書かれているのですから読んでみたいと思います
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【本文を読んだ感想】
一言でいうと、きつい。
突拍子もない展開はギャグのつもりで書いているのでしょうか。
まあ、読者の中には面白いと思う人もいるのではないでしょうか。私はクスリとも来ませんでしたが。
ところで器用貧乏という言葉の意味ですが……
きよう-びんぼう【器用貧乏】
なまじ器用であるために、あちこちに手を出し、どれも中途半端となって大成しないこと。また、器用なために他人から便利がられてこき使われ、自分ではいっこうに大成しないこと。
この主人公、器用さに特化した能力なので、それを生かせば十分大成する素質があると思うのですが、居酒屋で最初にビールを頼む感覚でとりあえず追放される必要があるのでこのような展開になったのでしょう。
少し本編に触れます。
入学式でステータスオープンして、各クラスの能力を集計してランク付けするそうです。入学試験でやれや。
で、器用しか取り柄のない主人公を追放してクラスのランクを上げようとしたクラスメイトによって追放となりましたとさ。
このシステム、どう考えても学び舎で独裁者が生まれるという最悪の結果しか招かないことが容易に予想されます。さすがなろう小説だぁ……。
それからクラスメイトがどのように破滅し始めるのか、予想できる方はいるでしょうか。
正直難しいと思います。従来の追放系と違い、実は主人公がチームを支えていたという下地が存在しないのですから。
たとえ主人公がいない状態で破滅したとしても、主人公が居たらもっとひどい目に会っただろうという結論に至るのが普通でしょうからね。
で、どのように破滅するかというと、入学生の中にいる聖女から癒しの術を最初に受けた生徒のクラスに大量の額の賞金がプレゼントされるという企画が突然発表され、追放後の主人公が術を受け、クラスメイトが「追放しなきゃよかったああああああああああああああああああ」と後悔するところから始まります。
この文を読んでいる方は「お前はいったい何を言っているんだ」と思っているでしょう。
嘘だと思うのなら本文を読んでみてください。来世の地獄行きをかけても良いくらい、本当の事を言っていると保証します。生ごみ以下の価値しかない保証ですが。
これは私の考えですが、もし人を笑わせたいと思うのならこのことを覚えていてください。
とりあえず突拍子もないことをすれば面白いだろうというバカみたいな考えは捨てろ。




