表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ザ・ゲームワールド  作者: 祐。
三章
181/368

親密度イベント:デート【支えなければならない存在】

 特殊なイベントであろう、ユノとのデートを開始してからどれほどの時間が経過しただろうか。


 先には、ユノという人生の先輩である少女との会話をキッカケとして辿るべき道標に気付き。ウェザードの助言の意味を理解したことによって、ワンランク上の自分に気付くことができた俺。それからというもの、俺はユノの案内を頼りにして。様々な武器屋や道具屋を巡り、ユノはそれに付きっ切りで付き添ってくれたものだ。

 ……そして、今。この気持ちで昂っていた感情が落ち着きを取り戻し。ずっと立ちっぱなしであったために、一旦もの一息を入れようと話になった俺達が訪れた場所が…………。


「キャー!! いやぁー!! ッハハハハ!! あーあ、やられちゃった~。もう~、また私が足を引っ張っちゃった~」


 二人して片手に銃のレプリカを持ち。大きな画面の付いた筐体を前にして、互いに笑いながら感想を交わしていくその光景。

 目の前の画面には、赤い血の滴るゲームオーバーの文字。画面の中でうじゃうじゃと寄って集ってくるゾンビが未だに蠢いている。


「今のステージは俺でも難しいと感じた難易度だったからさ。むしろ、二人でここまで持ち堪えられただけでも十分だったよ。ユノのサポートのおかげでここまで来れた。俺一人だったら、もっと前の段階でやられていたなぁ」


「もぅ、そう言われちゃうと余計に気にしちゃうじゃないの! このままじゃあ終われないわ!! だから、もう一回!! アレウス! もう一回付き合って!!」


「あぁ! 望むところだ!」


 様々な声や音が行き交い、けたたましく響くこの建物の空間。

 拠点エリア:マリーア・メガシティに設置されていた大型のゲームセンターで一息つこうという話が出たものではあったが。むしろ、この場所に来てからの方が。俺も、ユノも、より一層と活き活きしていたかもしれない。


「えーすごい!! どうしてそんなにどんどん景品が取れちゃうの!? ねぇ何か簡単にできちゃうコツがあるの!? ねぇアレウス!! その、クレーンゲームのコツを私に教えて!!」


「コ、コツ? コツと言われてもなぁ……このアームは掴む力がとても弱いからさ。これで景品を掴んで取る、というよりは、このアームで景品を押し出して落とすっていうやり方の方が断然とやりやすいかも――」


「私、それでも取れないわよ!? それにアレウス! 今、そのアームでしっかりと掴んで取ってた!! それどうやったの!? どうしてそんな簡単に掴めたの!? ねぇねぇ、教えて~アレウス~!!」


 その瞳を輝かせて、昂る高揚感に猛烈と興奮した様子で。俺の身体を揺さぶりどんどんと頼ってくるユノの姿。

 それは、今までの立場からまるで逆転したかのような。頼る頼られるのこれまでの関係が覆ったかのような、なんとも不思議なその状況と直面したものだが……なんだか、悪い気はしないものだ。


「うそー!? どうしてその難易度でフルコンボなの!? 私、その下の難易度でノルマを逃しちゃったのに……!!」


「まぁ、ここまで来ると慣れだよ」


「慣れ? ……んー!! なんだか納得ができないわ!! もっと、こう、アレウスのように上手く演奏することができる方法があるはずだわ!! ――アレウスの、太鼓からの距離はこれくらい……? で、アレウスの手元は。バチを持つ長さはこれくらい……。立っている時の足の位置はこうで……叩く時のフォーム。叩き方? ッ! ッこれはバチを持つ手を動かすんじゃなくて、もしかして、腕を動かして叩く感覚でやっていった方がいいのかしら……!? ……いえ、やっぱりわからないわ。アレウスのように上手くできないわ! これは未知だわ!!」


 自身の未だ知らぬ未知に貪欲であるNPC:ユノ・エクレール。その過度なほどの探究心が、今の彼女を作り上げたのだろうなと。そんな彼女の様子を見ていてそう感じてしまう。

 きっと、ユノはこの未知への探究心を原動力として今の実力を身に付けたのかもしれない。この、新たな未知を自ら追い求める姿勢と。その未知を解明せんと奮闘する性格が、ユノの背を後押ししてくれたのだろう。


 ……やはり、まずは動くことが大事なんだ。先の巡ってきた衝動の感覚が正しかったことを実感し、俺はこの、ユノとのデートをキッカケとして、より前へ向くことができたのだ――



「もう夕方になっちゃったわね~。やっぱり、楽しい時間っていうものは過ぎ去るのが早いわ。……なんだか、ちょっと寂しい気持ちにもなってしまうわね」


 夕日が経済と女神の大都市に隠れ始め、その名残として照らされる黄昏の中で。俺とユノは二人で、人気の無い街道を踏み締めるように歩いていた。

 両手を後ろに回し、空を仰ぎながら俺の前を歩いていたユノ。ふと、こちらへと振り向いてきては、なんだか嬉しそうなニッコニコの笑顔を浮かべながら俺の顔を覗いてくる。


「ねぇアレウス。今日は楽しかったかしら?」


「あぁ、楽しかったよ。ユノと二人きりというのが新鮮で、今までに無い経験ができた気がするよ」


「私も、アレウスと一緒に過ごしたこの時間、とっても楽しかったわ! 私とのデートを楽しんでくれたみたいで良かった~!」


「デ、デート……」


 ユノとはそういった関係では無いために、デートという言葉にはいちいちと反応してしまう。

 そんな、ちょっと照れくさい言葉の響きに若干と戸惑ってしまいながら。しかし、それとは対してユノは平然としている様子から。やはり、人生の経験に改めての差を感じてしまい。


 ……そんなこの時にも、俺のもとへと歩み寄ってきていたユノ。黄昏に照らされる中、クールビューティで太陽のような笑顔を浮かべたまま。彼女は、ふとこんなことを言い出してきたのだ。


「アレウス。……ちょっとだけ、目を瞑って…………」


 頬を赤く染めながら。ちょっと落ち着かない視線で、こちらを見つめ始めたユノ。その上目遣いがとてもイジらしく、これまでの少女とは異なる一面を間近で目撃したことで。思わず、戸惑いの念が込み上げてきてしまう。


「え? どうして――」


「んぅ、いいから~」


 恥ずかしげな照れと共に零した笑みで、ついドキッとしてしまう。


 瞬間にも、急に高鳴り出した心臓。

 これって、つまりアレだよなと。勝手な予想で、勝手に緊張してしまいながらも。言われたままに目を閉じる


 ……真っ暗な視界の中、その時を待つ。胸の辺りで脈打つ鼓動に僅かながらに上半身が揺さぶられるその中で。俺は、ただただと彼女を待ち続けて――


「はい! 目を開けて!!」


 と、その言葉を耳にして、想像とは異なる展開で無意識にぎくりとしてしまうものの。ユノに言われるまま目を開けて前方を確認してみる。

 すると、そこには……。


「はい!! アレウス!! 今日のお礼と、これまでの感謝を込めて! この私からとっておきのプレゼントを用意したの!! 受け取って!!」


 差し出されたユノの手元には、ピンクの包みと赤のリボンが結ばれた横長の筒が。それは見たまんまの、プレゼントという言葉通りの代物であったのだ。


「わ!! いつの間にこんなサプライズを用意してくれていたのか……!? あ、ありがとう。ユノ」


「いいのいいの! いいから開けてみてっ!!」


 ユノからプレゼントを受け取り、そんな彼女に催促されるまま俺はリボンを解き包装を開く。

 ――すると。そこからは一本の剣が姿を現した。


 現在所持しているブロードソードよりも僅かに長く。しかし、ソードという武器種よりもあからさまに一回りと大きいその剣。シルバーのツルツルな柄は、その見た目と反してとても握りやすそうで。且つ、よく手に馴染みそうであり。だが、刀身は、幻想を思わせる青白い輝きを放つ豪華なメタリックの質で。鋭く伸びた刃は夕日の黄昏を吸収してしまうほどの、外部の色に染まらぬ絶対的な個を宿す特殊な仕様であることが、素人目で見ても容易に判る。


 見るからに豪華であり。見るからに強力な力を秘めていそうで。……そして見るからに破格な値を張りそうな、洗練とされた力強さのフォルムを持つそれを目にして。俺は堪らず感嘆を零してしまった。


「す、すげぇ。すげぇ……!! お、おい! なんだこれ! 剣が光っているぞ……ッ!? ユ、ユノ!! これは一体……!? というか、こんなにカッコいい物を、俺が貰ってしまっても良いのかッ!?」


「あら、随分とお気に召してくれたみたいね! うふふっ。そんなに喜んでくれると、こうして用意した甲斐があったってものだわ! ――えぇ。そのカッコいい物は、私がアレウスのためだけに用意したとっておきなんだから! だから、遠慮なんかせずにアレウスが貰っちゃって!」


 俺の反応にご満悦なユノ。プレゼントを気に入ってくれた安堵によって見せた柔らかい笑顔を見せた後にも、その太陽のような明るいキメ顔で俺にそう言い放ったものだったから。

 どんな色に染まることの無い輝きを放つ剣を入手したことによって。俺の高揚感は、最高なまでに昂り出してしまう……!!


「それは、『ブレード』という武器でね。アレウスが今まで使っていた、ソードという武器とは異なる種類のものなの」


「ブレード?」


「うん! ブレードという武器はね、簡単に言ってしまえば、ソードの上位互換とでも言えるかしら。ソードの性能を丸々と向上させた、接近特化型の武器という把握をしておけばオッケーよ! 使い方は今まで通りで問題ナシだから、後はそのワンランクアップした新しい武器を振るってみて、その未知なる強さを実感してみるといいわね!! ――あ! ただ、使用する武器が変わったものだから、その前にまずスキルを見直しておいてね!! それだけは忘れないように!!」


 新たな武器種である武器:ブレードの簡単なチュートリアルを挟み。一息をついてから、ユノは再び喋り始めていく。


「そのブレードは、クリスタルブレードというとても高価なブレードなの。こうして世界を旅していくその中で、ほん~の稀に見つけては地道に拾ってきたクリスタルという鉱石をふんだんに使用した贅沢な一品でね。ほら! この刀身! すっごく綺麗に輝いているでしょ!! これは、美しくありながらも眩しくないという、珍しい光を宿す特徴を持つ鉱石なものだから。こうして、この綺麗な輝きをずっと見ていても目が全然疲れてこないの!!」


 クリスタルブレードの光に手をかざしながら活き活きと説明するユノ。

 ……そんなユノを前にして。その時にも巡ってきた気持ちのままに、俺はつい尋ねてしまう。


「……ユノ。そんなに貴重な鉱石で作った武器を、どうして俺に……?」


 プレゼントとしてこんなにカッコいいブレードをせっかく頂いたものであったが。しかし、そのあまりにも貴重な素材をふんだんに使用したと聞いてしまっては、むしろ申し訳無く思えてきてしまう。


 何故、貴重な素材を使用した武器を、まだまだ新米冒険者で未熟である俺なんかに託したのだろう。

 今の実力とまるで見合わぬ恰好の良い武器を手にし、そんな思いが過ぎってしまった俺の疑念に気付いたのだろうか。その時にも、ユノは一瞬と意外そうな表情を見せたものだったが。次の時にも、陽だまりのような優しい笑みを浮かべて。柔らかい調子でふと話し始めたのだ――



「……アレウス。まずは、遠慮なんかしないで受け取りなさい。そのプレゼントは、私の日頃の想いをたっくさん詰め込んだ特別なものなんだから。素直に受け取ってもらわないと、この気持ちが報われないわ! ――それに、これは私の、ささやかな応援の気持ちでもあるの」


「ユノの、応援の気持ち……?」


「えぇ、そうよ。――私にはわかるの。アレウスが、何か、とてもとても大きなものを背負って毎日を生きていることを。……それに悩まされている姿。それに押し潰されそうになってしまっている姿。それでも頑張り続けているその姿を。私は、今までの旅路の中で何度も何度も見てきたわ」


 彼女の純粋な黒の瞳に移る俺は、とても腑抜けた顔をしていた。……それは、ミント以外の皆には秘密としてきたこれまでの活動を全て見透かされたかのような。その観察眼に、仰天してしまっていた腑抜けな表情。


「アレウスはちゃんと隠しているつもりなのだろうけれども。でも、そういうのは、周りから見たら案外と判ってしまうものなのよ? ――昨日も、同じ姿をしていた。何かに思い詰め、その身がぺしゃんこに押し潰されそうになっていたその姿を。アレウスが一人で背負う"それ"は、きっと、この私では想像がつかないほどの大きなものなのかもしれない。……そんなアレウスを見ていると、何故か、とてもやり切れない気持ちになってしまうのよ……」


 踵を返し、俺から少しもの距離を空けていきながら。人気の無いこの街道を、天を仰ぎながら歩き出し。……ユノは続けていく。


「……この世界で生きている人々は皆、苦労だらけの毎日を送っているわ。……でも、アレウスの背負っている"それ"は、他の誰よりも大きくて……重くて……とても辛いもの。そんな気がしてきてしまうの。……"それ"を背負いながらも、アレウスは更なる物事に直面して。それのために、奮闘を続けていく。……そんな、アレウスという人物は。まるで、何かに焦りながら毎日を過ごしているように見えてくるの――」


 その場から勢いよく振り返り、呆然と立ち尽くす俺へと向きながら。ユノは両腕を広げ、言葉を力強く放ってきた。


「一人で抱え込まないで!! アレウス!! 昨日も言っていたように、それはアレウスにしかできないことなのかもしれない!! でも! だからと言って、一人だけで頑張ろうとしては絶対にダメ!! それじゃあ、アレウスがいつ潰れてしまってもおかしくなんかないのだからッ!!」


 すぐさまに駆け寄り、クリスタルブレードを手に持つ俺へと顔を近付けて。あまりの距離感に驚き仰け反る俺へと更に詰め寄って、ユノは続けていく。


「だから! いつでも私に頼りなさい!! アレウス!! 何かあったら、私がアレウスを助けてあげる!! 困ったことがあったら、私がアレウスを救ってあげる!! 大変なことがあったら、私がアレウスを支えてあげるし!! 辛いことがあったら、私がアレウスを慰めてあげるから!! だから! "それ"を全て一人で何とかしようとはしないで!! じゃないと!! 貴方は"壊れてしまう"からッ!!」


 段々と詰め寄ってくるユノに、一歩ずつ退いていく俺。

 しかし、ぐんぐんと距離を近付けてくる眼前の少女に押し負けたのか。俺はその勢いに圧倒され、思わず後方へ転倒してしまい――



「うぉッ!!」


「キャッ!!」


 咄嗟に、武器であるクリスタルブレードを彼女に危険が及ばないよう投げ出して。そのまま転倒し。空を向いた視界を覆い尽くすように、続けて少女の姿が俺に覆い被さる。

 仰向けで転んだ俺の両側に両手を突きながら。クリスタルブレードの転がる金属音が響くこの空間の中で、ユノは口を開く。


「……私は、貴方のことが心配でならないわ。ずっと一人で大変なことを背負い続けて。それを全て、一人で何とかしようとするものだから。ずっとずっと頑張り続けてしまう貴方のことが、ただ不安で不安で仕方が無いの。――背負っている大きな"それ"に急かされているその姿。こうして同じ世界で生きているというのに。貴方からだけは、私達とはまるで異なる、"まるで別の次元"のような余裕の無さが伺えるものだから。そんな、毎日毎日ずっとずっと大変でいる貴方の姿を見ていると。私、もう、なんだか放っておけなくなっちゃって……!!」


 その声音は、今にも泣き出しそうな感情の溢れる調子であり。しかし、その表情は真剣そのものの、目の前の人物に対する真っ直ぐなものであり……。


「……昨日も大変そうにしていたから、そんなアレウスの気分転換になるかなと思って今日のデートをお誘いしたの。お節介な私でごめんなさい。でも、私はこれからも、そんなアレウスのことを支えていきたい…………いえ、"私達は、貴方を支えなければならないような気がするの"。――このクリスタルブレードは。そんな私の、心から支えたいと思った、応援したいというこの気持ちの結晶。……だから、アレウス。あのプレゼントは遠慮無く受け取っちゃってもいいのよ!!」


「わ、わかった!! わかったよ、ユノ!! ……だから、一回立ち上がろう! こんな道端で、こんな大胆なことをやっていたら……!!」


 やる側とやられる側が完全に逆であるこの状況に、俺は慌てて立ち上がるようユノに提案する。

 そんな俺の声によって、我に返ったのか。今の状況にハッと気付き、口元を両手で覆いながら赤面し。慌てて立ち上がってはこちらに手を差し伸べてきたものであったから。

 少女の手を掴んでは立ち上がり。そして、少女の意外な想いを直で知ったことで。……この空気に流れる、若干と照れくさい空間の中。俺は取り敢えずと礼を伝えることにする。


「……ありがとな、ユノ。これほどまでに詰められたユノの想いを、俺は無駄になんかしたくない。ユノの想いが詰まったクリスタルブレード、大事に使わせてもらうよ。……このブレードであれば、俺はもっともっと頑張れそうな気がする!」


「えへへ。ありがと、アレウス! ……この想いが、アレウスの支えになってくれると嬉しいわ!」


 夕日の黄昏が闇に飲まれていく中で。互いに向き合い、手を繋ぎ合う。

 ……それは、つい先程よりも更に縮まった距離感を実感する瞬間でもあった。


 ユノというNPCとの親密度が上がったことは勿論として。少女が抱きしその想いを受け取ったことによって、俺はユノという少女に、より意識を向け始めてしまう。

 ……ユノを守りたい。ユノを支えられるようになりたい。……ユノと共に、このゲーム世界で最高のハッピーエンドを迎えたい。


 このイベントを通して、俺に新たな目標が定まった。それは、仲間という大切な存在を守れるような力を持つ主人公になり。エンディングの一つである、世界平和エンドを迎えたいという。今後の未来を意識したゴールへの道標を辿るための、新たな決意によるもの。

 ……頑張るぞ。目指すべき道が定まった今、それを辿り歩み進めるための決意を抱いたことによって。このゲーム世界で生きていくための『勇気』が、俺の、この胸に宿ったのであった――――


「……あっ。ねぇ、アレウス。でも、クリスタルブレードよりも強いブレードを見つけたら、そっちに替えちゃってね。……クリスタルブレードの強化にもクリスタルを使用するのだけれども、さすがにそのクリスタルは私でも出せないから……」


「あ、あぁ……わかった……」


【~次回に続く~】

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ