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JK紬のセキュリティ相談室2、女子高生がセキュリティの力で事件解決しちゃいます  作者: 雨後乃筍
番外編1 パパのAI画像加工〜パパの秘密のフォルダ〜

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番外編1−4 悪魔の帰還

 その時、リビングのドアが開く音がした。


「お、開きっぱなしだったか」


「っ!!」


 私は飛び上がったんじゃないかってくらい驚き、慌てて画像ビューアーを閉じた。


 見てしまった事がわかったら、気まずいどころの話ではない。


 心臓の動悸が聞こえるんじゃないかってくらい、ドキドキしてたけど、冷静を装った。


「パ、パパ!画面ロック!基本でしょ!」


 つい声が裏返ってしまう。


「すまん、すまん。ちょっと油断して…」


 パパの表情がフリーズしていた。


 画面上には、フォルダの中身のサムネイルが表示されている。


「…」


 私はパパから目をそらすしかなかった。


「…」


「…紬」


 パパの声のトーンが、1オクターブ下がっていた。


「な、なに?」


「…ランサムウェアの動きはなかったか?」


「はい?」


「このフォルダはな、誰かが侵入した時のためのハニーポット(罠)なんだ。中には侵入者に精神的ダメージを与えるような意味不明なデータを入れてあるんだが」


 パパは、私を見ずにコーヒーを一口啜った。


「…受けたわよ、精神的ダメージ。私に大ダメージよ…」


 私はぼそっと言うと、パパは「そうか」とだけ返事をした。


「…ランボーはないでしょ。X-MENも!」


「あのクラスになると、超法規的措置が適用されそうだからな…」


「セキュリティを、娘の結婚妨害に使わないでよ!」


「安心しろ。まだシミュレーション段階だ。実装していない」


「実装するつもりだったの!?」


 デリカシーゼロ、セキュリティ過剰。


 この厄介な父親のPCには、2度とふれまい。私は心に誓った。


 こんなこと、七香にも言えないよ。


<番外編 パパの秘密のフォルダ 完>


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