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変人たちが行く異世界紀行~探究者。人、それを変態と呼ぶ~  作者: バタ足攣り太郎
中央大陸突入編

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第307話 乱撃連打

 おはようございます、作者です。

 5月9日20時56分に更新作業をしております。


 さて、前回は倒せない大男への対処として、ユキトが禿げたところでしたね。

 では、本編にどうぞ!!

 ユキトが、自らの髪を燃やし、ツルツルになった。


 肌面積を増やすことによる強化形態だ。


 しかし、それを知らない相手からすれば、この行為は最高に意味がわからない。


「あァ!?急に気でも狂いやがったか!?」


 困惑する大男。


 しかし、ユキトはその隙も最大限に活用するらしい。


「っ、速っ!」


「そぉい!!」


 先ほどよりも数段素早く踏み込んだユキトは、大男の顎にキレイにアッパーを決める。


 そして、仰け反った大男にすかさず回し蹴りを叩き込んだ。


「すぅぅぅ・・・喝アアアアッ!!」


 加えて、炎を纏わせた雄叫びによる衝撃波を大男へと浴びせかける。


 これら一連の流れをくらった大男はきりもみして飛んでいくしかない。


 ・・・いや。


「つー、やってくれるぜェ」


 飛んでいる間に全身を一瞬だけ紫色の光が包み、受け身を取り出したではないか。


「なら、そろそろこっちの番だよなァ!!」


 着地して姿勢を整えた大男はそう言うと右足で思い切り地面を踏みつける。


 すると、ユキトのいる地面が一瞬で盛り上がり、ユキトは宙へと投げ出されてしまった。


「オラ、オラ、オラァ!!」


 おまけに、大男はユキトへとその場で拳を繰り出すと、その軌道に合わせて紫のエネルギーがユキトへと飛んでいく。


 エネルギーの拳である。


「甘い!!」


 だが、ユキトも負けじと空中で拳を繰り出し、そのエネルギーを相殺していく。


 ユキトが拳を振るう度に紫のエネルギーが霧散する。


「おいおい、足元がお留守だぜェ!」


 大男は加えて足踏みをし、ユキトの下からは無数の岩のトゲが飛んでくる。


 正面はエネルギー、足元は岩のトゲによる二方向からの弾幕がユキトを襲う。


「なんのッ!!」


 しかし、ユキトもまた足でトゲを蹴り壊して対処し始めた。


 大男が攻撃を繰り出し、ユキトが迎撃する。


 状況は膠着を見せたかと思われた。


 しかし、実はそうではない。


「・・・あァん!?」


 ユキトが迎撃をしながら、トゲ壊しを推進力として、少しずつ大男へと接近し始めたのだ。


「ふん、ふん、ふん、ふん!!」


 徐々に二人の距離は縮み、ついに。


「だらららららララララララ!!」


「うゥおおおおおおおおおお!?」


 ついに、エネルギーではなく、直接の殴り合いへと発展。


 そして、今のユキトはさっきまでのユキトではない。


 その拳はさらに力強く、また繰り出す速度も三倍は上がっている。


 つまり、


「っぐぐゥごおおおおおお!?」


「でりゃりゃりゃあああああ!!」


 手数で負けた大男はユキトの重い拳の雨をもろに受けるしかないのだ。


「ぐぐぅぅぅぅぅぅ・・・む、むだだぜェ。い、くら殴られ、ようと、回、復するんだよォ!!」


 殴られながらも紫の光で大男は回復する。


「なら、それが終わるまで、殴り続けるのみだッ!!さらに速度を上げるぞオオオオ!!」


 バチバチと音を立てて、ユキトの拳が雷を纏う。


 それによって加速した拳が、大男を滅多打ちにしていく。


「・・・!!・・・!!!」


 もう、拳の乱撃によって大男は話すことすらできない。


 それでも、ユキトは殴り続ける。


 大男の回復が切れるか、それともユキトの腕が止まるか。


 我慢比べのようになった状況は、それほど長くは続かなかった。


 五分ほど殴り続けたユキトは、手応えの変化に気が付き、フィニッシュをかける!


「ウオオオオオオオオ!!これで、どうだああああああ!!」


 最後の一撃は、雷と炎を同時に纏わせた拳による渾身の正拳突き。


それは大男の頭、折れた角の根本へと突き刺さり、大男の体は宙に投げ出された。


 そして、仰向けに倒れた大男は今度こそ白目を剥き、その肌の色は通常の色へと戻っていた。


「ふぅ・・・よし!」


 ユキトはやりきった表情でガッツポーズを決めている。


「・・・なんて、強さなの」


 それを含め、一連の戦いを後方から見ていたタチバナはそう呟くしかできないのだった。


 胸の中に生まれた悔しさの小さな種を、無自覚に抱えながら。



 当たり前ですが、ずっとタチバナさんは見ていました。


 さて、次回の更新は5月17日(日)午前6時の予定です。

 また次回でお会いしましょう!!

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