第10話 祝福の虹
お待たせしました!
大将も出てきていよいよこの戦いも大詰め!
これ以上の能書きはいりません。
それでは、本編へとどうぞ!!!
「おーう!ずいぶんと派手にぶちかましてくれたじゃあねぇか!」
敵軍の大将らしき男は笑みを浮かべてそういった。
「なに。ちょっとした挨拶代わりだ。」
「その様子だと、お気に召したみたいですわね。」
「ああ。見た目は破壊力抜群なのに、だれも死んじゃあいない。こんな滅茶苦茶な戦場は初めてだぜ。」
呵々、と笑う大将だが、急に雰囲気が変わる。
「・・・手前ら、舐めてんのか?ここは戦場。命のやりとりをする場だ。だとしたら」
大将は長剣を構え、ユキトに向かって全力で踏み込んで来た!
「それは侮辱だぞ?」
言葉と共に迫りくる凶刃をユキトは、
「むん!」
左腕で外側に弾き、作り出した隙に右腕のパンチをお見舞いする!
「はぁ!?なんだそごっはぁ!?」
吹っ飛ぶ大将。
分厚い筋肉の前では叩き切る前提の剣なぞ無力である(絶対に真似をしないでください)。
「侮辱してなどいない。これでも全力でぶつかっているからな。それに、死人を放置するよりも、負傷者を抱えた方が軍の動きは鈍るだろう?」
ユキトにはユキトなりの考えがあっての行動である。
・・・殴ってから考えているわけでは決してないのである。
「まったくもって、失礼な話です。私も、美と安らぎを提供しているだけですのに。」
それはそれでどうなんだろう。
「ふぅー。効いたぜ。なるほど。舐めていたのはこっちだったようだな。認識を改めた上で名乗らせてもらおう。俺はリジェ・ノーライト。本業は傭兵だ。」
「ユキト・ヒラナカ。学生だ。」
「おい。今、なんか変なルビ振らなかったか?」
「レイカ・メイヤー。同じく学生ですわ。」
「だから、読み方おかしくないか!?」
リジェよ。気にしていたら体がもたないぞ。
「くっそ。せっかく戦いがいがありそうなのにペース狂うなぁ。」
「ペース配分もできないとは、貴様それでも大将か!」
「真面目におやりなさい!」
「お前らのせいだろうが!!おらぁ!!」
リジェは斬撃を次々と繰り出してくる。
「ふんふんふんふんふんふん!」
弾いていくユキト。
だがそこに
「む!」
突きが混ぜられ、避けざるを得なくなる。
その隙を逃すリジェではない。
「そこ!」
「私を忘れていませんこと?」
レイカがそっと剣に手を添えると、あらぬ方向へと剣筋が曲がる。
いつの間にか、足元には花が咲いていた。
「合気のちょっとした応用ですわ。」
絶対にちょっとではない。
そこに
「クラッチブレイク!!」
両の拳で挟まれたの刀身は脆くも粉砕される。
「げぇ!」
「足元がお留守でしてよ!」
レイカの脚払いによってリジェは体勢を崩す。
その隙に後ろに回り込んだむくつけきユキトがリジェに抱き着いた。
「捕まえたぞおおおおおお。」
コホォォォ、と不穏な息を吐いたユキトの体が虹色に輝きだす!!
「ふ、この程度すぐに抜け出して・・固っ!?どんな腕力してやが目ぇぇぇぇ!?」
もがく過程でユキトの腕を至近距離で直視してしまった模様。
そんなリジェの様子に構わず、ユキトは勝負をかける!
「いってらっしゃあああああああああああああああああああああああああい!!」
「どこへええええええええええええええええええええええええがぼっ!!??」
綺麗な虹のアーチを描いたスープレックスは、リジェを頭から花畑に叩き込んだ。
完成した虹を祝福するかのように風が吹く。
目撃した兵士曰く、花吹雪が舞う中での芸術的(?)なワンシーンだったという。
「その花はベルガモット。安らぎをあなたへ。」
「うむ。美しい景色だ。」
恐ろしいことに、こいつら本気でそう思っているのである。
大将がやられたことによって、敵軍は戦意を喪失。
投降する者も現れ、この戦は終結したのだった。
最後の大技の名前を「ゲーミングスープレックス」にするか、割と本気で悩みましたが却下しました。
だって異世界だと意味が通じないし(今更)
やはり戦闘描写って難しいですね。
作者は格闘技は未経験なので、どうしても描写にファンタジーが入ってしまいます。
そう考えると、戦闘描写をしっかりと書かれている方々って心から尊敬できますよね。
でも普通に悔しいので、経験を積んでもっと自然に書けるようになったら手直しするかもしれません。
まぁ、いつになるかもわからないので、次回についての話をします。
次回はユキトたちの方針を決めたいと思っています。
果たして、どんな話の流れになるのか。それは作者にもわからない!!
だってまだ書いてないもの!ストック??あいつは今、休暇を取ってます。
ってことで多分また明日にお会いしましょう!!
こうご期待!!
ものすごく早い追記
すみません大事なことを書き忘れました。
ゲーミングスープレックスという名称を却下した理由の一つに、偉大な技への敬意というのもあります。作者はプロレスに詳しいわけではなく、某少年漫画や水曜日の深夜番組の前枠でちらっと触れた程度ですが、この一文は書かなければならないと感じたので、ここに追記します。
大変な無礼をお許しください。
それでは、次回でお会いしましょう。




