これからを①
「マヤー……
本当に返り血のマヤなの?」
ボクはそう聞かれてどうしたものかと考える。
ちなみにボクは本当にネットではそう呼ばれていたことがあった。
返り血のマヤ。
それはボクがただゲームをやっているみんなにこういうプレーをしてほしいという思いから作ったプレイスタイルだったがどうやらその戦いかたが難し過ぎたらしくそのやり方で戦っていたら返り血のマヤという名で呼ばれるようになってしまった。
正直にいうとこの返り血のマヤという名前は苦手だ。
最初にその名前を聞いたときは数日はオンラインゲームにログインしなかった記憶がある。
でもこの状況はどうしようか?
返り血のマヤということをバラしてもいいものなのかな?
いや、ちゃんと言ってしまおう。
だってこのオンラインゲームにやってきた本当の理由はリアルで友達とかをつくれるようにするためだ。
よし、そうだね。
「そうです……」
そう言ったことで周りからいろんなことを質問などされるがボクはそれを何とか受け流していると時間がすぎていった。
最終的にまた五人に戻ったボクたちはミレーネちゃんが用意してくれた部屋でのんびりと過ごしていた。
「でも本当に驚いたなー」
「うんうん、マヤがあの最強のプレイヤーだと思わなかったな」
「うん、あたしもだよ」
そんなことを二人で話しているカナさんとシズエがこちらをチラチラと見ているのでなんというか居心地が悪い。
「あーもう、うざいよ二人とも、マヤが困ってるよ」
「「むー」」
それを見ていたエリンがそう言って二人と注意すると二人は唇を尖らせてエリンを見たが気にした様子がない。
ボクはそれを見ながらも実は体は疲れていたのでベッドの上に軽く寝転がるとそのまま何も言わずにログアウトした。
そしてボクは見慣れている天井の下に帰ってきた。




