表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
リアルオンライン  作者: 美海秋
物語の始まりはボクの行動から by・・・
5/86

ゲームの世界へ④

更新遅れて申し訳ございません。

また、3話目で間違って完結設定にしていたことを謝罪します。

申し訳ありませんでした。


そこは武器庫だった。

「まずは装備の品をお選びください」

そう言われて戸惑う。

だってこんなイベントはネットのどこにも流れていなかったからだ。

そもそものゲームレクチャーとはこのゲームの世界観の大まかな説明と、このゲームのある程度の基本的な操作説明と、戦闘についてのレクチャーを受けるというもので、武器は本来は既に身につけているものを使用するか、または武器屋などで購入することで武器を手にいれることが可能だけれど、こんな武器の手に入れ方はネットにはのっていない。

これではネットにのっていた。

これを最初に買えば、とりあえず安心と書いてあったものを買う必要性がなくなってしまう。

でもこの中から好きなのっていわれてもね……

そう、この部屋にはところ狭しと剣やら斧やらの刀剣武器類や、杖やら棍やたの打撃武器類や、弓矢のような遠距離武器類もある。

ただこれだけの種類の武器の中でどれか一つを選べといわれればどれを選んでいいのかが正直なところわからないでいた。

ちなみにレイラさんはこんな時だけなんだかプレイヤーレクチャー役の役割をはたすことのみを考えているのか、様になった立ち姿で部屋の扉の前に立っている。

ちなみに何度か、レイラさんにどんな武器がオススメでしょうか?

などと質問をしたが、扱いやすいものですよと言われた。

だけど扱いやすい物って何?

どんな武器なの?

とそこまで考えたところで頭の中になんとなく浮かんできた。

それはツインブレイド。

または両刃剣と呼ばれる、熟練者が扱うことにたけた武器だ。

そんな武器だからこそ使ってみたいと思った。

そしてそのお目当ての両刃剣はすぐに見つかった。

白い真ん中の柄に両刃の剣がついたそれは、両刃剣のわりに剣先が細いというものだ。

これがいい。

そう思ってそれに近寄った時にまたしても悲劇がおこった。

「あ……」

何かに足を引っ掛けてしまったと思った時にはもう既に遅かった。

その拍子にボクは盛大に転んでしまった。

そして思わず何かを掴んでしまったのだ。

ぶつけた顔を押さえながらも手に持っているそれを見ると、そこには一本の普通の剣が鞘に収まっていた状態で手に握られている。

いや、落ち着くんだボク。

これは選んでレイラさんに持っていくことによって武器の選択になるはずなんだ。

だからまだここから選べるはずだ。

「はい、マヤさんの選んだ武器はそちらですね」

と思っていた時期もボクにもありましたよ。

ダメみたいですね。

その後はシステム的に逆らうと警備兵さんが飛んでくるなどといったことを説明された。

oh……

これって最初から色々とミスっているよね。

そう考えるが今のところは目の前のレイラさんについていくしかないのでついていく。

今度はどこに連れて行かれるのかと思っていたら慣れた勢いでこの広い建物から出て行った。

その建物がどんなものなのかというのは、振り返って確認などはしたくなかった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ