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リアルオンライン  作者: 美海秋
鬼畜王女様っていうのもなんだか新鮮だねー byシズエ
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この街の謎を解け⑬

一方その頃……

私はレイラの妹であるレイネが騒ぎを起こした隙にこの外から見ると監獄にしか見えない城。

ロウジョウにきていた。

そうして予定の時刻にはまだ早いが騒ぎが中で起きだしたために私たちは城に入りこんだ。

だけれど、進んでも城の中を見回っているような兵には見つからない。

というよりもいない。

「これおかしくないー?」

シズエがそう言うのも無理はないくらいにおかしな状況だ。

「いる」

いつもより真剣な表情をしたレイラがそう言うので前を見ると、床に倒れた兵らしきNPCが何人もいた。

それもただ全員が気絶しているだけだ。

これはたぶんマヤの仕業だろうと思うのだけれど、手際の良さが異常すぎて少しビックリする。

でもそれならマヤはどこへ?

と考えたところでそれが意味のないことに気づく。

だって兵が道に間隔をあけて並んでいるのだから、これは誰でも気づく。

そしてそのまま三人で進んで行ったところ、兵には出くわさずにその部屋についた。

いや、兵に出くわさないというよりもここまでの兵は全て倒れていたのでたぶんやったのはマヤだろう。

そしてその辿りついた部屋ではマヤと知らない男が剣を交えていた。

それにすごいレベルの高い戦いだ。

男が振り下ろしてくる剣を受けるのではなくて紙一重だが完璧に避けているその姿は華麗としか言い様がない。

だけれど、ついにというよりも敵の男が本気を出してきたのか、敵の動きが少し素早くなる。

それを感じたのかマヤも下げていた剣をとうとう上げた。

そして剣と剣が擦れる音が響く。

でもここでもマヤの華麗さが目にうつる。

三度ほど剣を交わせたと思うとまた剣を下げたのだ。

そしてまた相手の剣を避ける。

「すごいねー」

それも見ていたシズエも仰天したかのような声をあげた。

それはそうだ。

私もこの現状はおかしすぎると思う。

マヤがもし強いとしてもこのような体捌きは普通のダイブ式ゲーム経験者ですらできない。

私はこれでも他のダイブ式ゲームもやってきたのにこのマヤの動きにはついていける気がしないし、マヤのような動きができるプレイヤーなんてものを聞いた覚えすらない。

フェイントをかけているわけでもない。

だけれど華麗に優雅に避けているように見えるほど研ぎ澄まされた動きはすごいとしか言い様がなかった。

だけどどこかで見たような動きも混ざっているのは確かだ。

これは……

「あ、あれって少し前に流行った最後の対戦式ディスプレイゲーム、フレイム対戦の動き……?」

確かに……

シズエがそういうのでそれに当てはめて見てしまったが確かにフレイム対戦の中の一番使いにくいといわれた、謎の主人公キャラクターフレイヤの伝説の技。

フレイム対戦ではダイブ式ゲームに対抗するためにと、最速キャラクター同士による戦いという鬼畜仕様のゲームになっていた。

それは一人一人のキャラクターの動きが早すぎたため使えなかったのだ。

その中で最も早くて使いにくいキャラクターがフレイヤだった。

ちなみに私はそのゲームをやったことはあるがNPCですら倒せなかった。

というよりも早すぎてNPCにすら一撃もダメージを与えることはできなかった。

でももしそのゲームのNPCを倒せるような動きをこのダイブ式ゲームでできるとしたら?

それはたぶん誰にも攻撃を当てられないということになる。

そしてそのマヤはとうとう反撃にでた。

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