表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
79/88

第二十章、思い出2

避雷針から..ファーストラブ オリジナル

http://blogs.yahoo.co.jp/kome125/folder/1498311.html


そして..ある日の出来事、それは突然おとずれた。



アルバムが出来上がり、店頭に並んだ。


アルバムの売り上げは上々だった。


アルバム発表イベントが、渋谷HNVで開催されていた。


関係者スタッフ達も控えている中、二人は流行と言う、世の中の流れに乗りかけていた。


女性の司会者が、「皆さんいよいよ、待望の初のアルバム発表です」。


ファン、ギャラリーがざわめいた。


言語障害ながら、香菜のかわいらしさもファンを煽いでいた。


司会者、「風間君お気持ちは」、聡にマイクを向ける。


聡は少し前かがみになり、「有難うございます、アルバムを制作する事が出来ました。


皆さんのお陰です」。


司会者、「そうですよねー、皆さんたくさんの支持を得て、完成する事が出来たんですよねー、


川坂さんの願いが皆に伝わりました」。


司会者は香菜にマイクを向けると、「はひはほう、ははひほふは、ひいへふええ」。


聡が、「有難う、私の歌聞いてくれて、だそうです」。


その時、拍手が沸いた。


聡君、「待望のアルバムに付いて、思い入れみたいな物も、あると思いますが、


やはり一口では、語りつくせない物が有りますよね?」。


聡、「ええ、僕達だけの力ではなくて、ここまで来られたのは、


元バンドのメンバー達が、僕達を支え、サポートしてくれた結果が、


今を作り出してくれました。なによりメンバー以外のスタッフ、


そしてその多くは、僕達を支持してくれた。ここに居る皆なさんが、


僕達を支えてくれました。有難う御座います。


これからも、その支持を励みに、努力して行きます。


今日は大勢の人に集まってもらい、感謝しています。有難うございました!」。


スタッフ一同と共に、聡、香菜が、会場にいたファンやギャラリーへ、深々と頭を下げた。


会場の皆がおおーっと、ざわめいた後から、拍手が辺りを包んでいたのだった。


イベントが終わり、会場を出た関係者と仲間達、皆お互いに握手を交わし、頭を下げていた。


そんな中、美紀が聡達に目を向ける。何気なく仲間達に近寄ると、


「ちょっと話が..」と、言い掛けた時だった。


安部が、「社長の和倉さんが、二人と話したいと言うんだ、会社まで来てくれるか?」。


無論社長命令、二人は、「はい、解りました」と、告げた。


すると店の前に、車が付けられた。


阿部は何も言わず、二人を車に導いた。


聡と香菜は、車の後部座席に乗せられた。


聡は乗った後部座席から、美紀が何かを自分達に伝えたい事が有りそうな表情を見て、


後部座席のウィンドを開けたが、車が走り出してしまった。


この物語はフィクションであり、登場する人物、建物などは実際には存在しません。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ