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此岸の境界  作者: 邑沢 迅
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「ねえ、聞いた?心霊スポットの話」


「いや、知らないな」


「不思議な音が聞こえるって噂の地下鉄の連絡通路」


「なに、それ」


「友達が、この前行ったらしいんだけど……」


「うん」


「暗くて、気味が悪いだけだったんだって」


「なんだよ、それ。心霊スポットなんて、そんなもんだろ」


「私たちも今度、行ってみようよ」


「ええ、いやだよ」


「怖いの、トウヤ」


「そんなわけないだろ、信じてないだけだよ。ミキだけで行ってこいよ」


「やだ、酷い!そんな男だと思わなかった!」


「はぁ、わかったよ。ちょっと、様子を見に行くだけだからな」


「やったぁ!」


「じゃあ、また明日、ね」


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