俺じだ 10ー3
なんで炎の神であるイザナミと戦って勝たないといけないんだ。しかも炎限定なのは無理でしょ。
「貴様からいいぞ。」
あ、拒否権が無いのね。ここに無理ゲーの完成。
「「火炎。」」
いつもより少し大きめの火炎でイザナミを包み込む。
「重いな。火炎にしては威力が凄い。だが俺の技は耐えられるかな?」
((モロに受けたら100%死ぬ。皮膚硬化でどうかな?))
いや、もうそんなこと言ってる暇無さそうだな。
「「黒炎球。コード。凝縮。黒炎球。」」
あの黒炎球を一回凝縮させてその上からもう一度黒炎球を重ねたのか。
((来る。))
熱い。龍の皮膚硬化ですら少し厳しい。
やっと消えたか。
((あ、そうそう。俺もスキル取ってて、スキル模索ってのを手に入れたから。アイツの技。仕組みがわかったぞ。))
ナイスだろ。もう俺も使えるんだったらそこそこダメージを入れられそうだな。
((使える。オマケにコード。これは使い続けることは出来るが限度がある。))
ほう。よし。
「「黒炎球。コード凝縮。黒炎球。コード凝縮。黒炎球。コード凝縮。黒炎球。」」
え、もう無理?まぁ行くか。
発射。
大きな黒炎がイザナミを包み込む。
「ふ、ははははは。面白い。俺の技を真似したとは。さて、悪いが進化させてもらう。」
そう言うとイザナミの体が炎になった。
「人体では限界があるな。これは炎体だ。もうお前に勝ち目は無い。」
炎でできた体か。どうすればいい。




