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俺に自堕落な生活を下さい   作者: 土ノ子
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6−4 1ヶ月の修行

((おい、今日が修行始めてから1ヶ月だ。軽く特訓したら早く帰ろうぜ!))


 何でコイツの方が家に帰るの楽しみにしてんだか。


 俺は軽く体操をした後、この1ヶ月で習得した物を振り返ることにした。


 せっかくなのでギルドの前にある森のモンスターを狩りながらの方が稼げるし、練習相手になるかもでいいと思った。


グルルルルル


 早速俺はハイオークの群れに囲まれていた。

 1ヶ月前の俺ならば、すぐさま龍化して蹴散らしていただろう。

 確かに龍化は一掃したり攻撃を耐えたりすることに向いているのでこの場なら龍化するのが正解だ。


 しかし龍化にもデメリットがある。

 それは龍化解除後の疲労感と集中力の低下だ。


 いくら龍を制御化に置いたところでお互いの意思が全て合致する訳では無い。

 龍化中は戦闘している気になっている為集中しているが一旦解いてしまうとまた戦闘になったとしてもスイッチの切り替えが少なからず悪い。


 なので勿論龍化すべき時には龍化するが、単純な戦闘においては龍化では無く仙化を主軸にしようというわけだ。


 2週間前エレボスと外に出てカオスベアーを倒した後、エレボスは急用ができてしまい、俺は1人で修行していた。主に仙化をする際のタイムラグを無くす事。 

 そしてエレボスに教えて貰った「「太陽の光(サンライト)。」」と「「火炎(フレイム・タワー)。」」の完成をメインでやっていた。


 よって仙化するための環境エネルギーを一気に集め、すぐに展開出来るようになった。


 正面にいたハイオークが拳を振り上げた瞬間俺は仙化し、右手を目一杯広げながら頭の後ろまで持ち上げた。


 ハイオークの拳が当たるギリギリで右手を勢いよく振り下ろした。


「「太陽の光雨(サンライト・シャワー)。」」


 天から降り注ぐ無数の光はユウキの周りにいたハイオーク全員に直撃しそのまま倒れた。


((しっかりイメージしたお陰で撃ち漏らし無し、自分に当たること無しでいいんじゃ無いか?))


 「「太陽の光雨(サンライト・シャワー)。」」はハイキャンプの時にエレボスが実戦で使って使っていた。

 エレボスと別れる前にどんなイメージをして打っているか聞いていた為、イメージにおいては容易だった。

 自分視点ではなく第三視点で技を放つことで撃ち漏らしや自爆を防げるといった物。

 生身の人間では難しいが龍化をする際第三視点に切り替えることができるのでそこまで苦労しなかった。


ザザッザザッザザッ


 「「太陽の光雨(サンライト・シャワー)。」」の音がそれなりに大きかったからかケルベロスがわんさか集まってきた。


 しかし俺はもうすでに仙化状態のため、「「火炎(フレイム・タワー)。」」で何匹かまとめて焼き払い、仙化を解き剣を抜いた。


 仙化の修行をメインにやっていたとは言ったが別に剣技を疎かになどしていない。何ならオリジナル剣術を作り上げるくらいになっている。


 剣先をケルベロスに向け、手首を返しながら肩の上目で運ぶ。この時点で剣先が対象から外れると刀身は光るが技は発動しない。

 そして刀身が光ったことを確認したら勢いよく手首を返して振り下ろす。


 すると剣を覆っていた光がそのまま発射されケルベロスは真っ二つになった。


 ソニックブームのように打ち出されたそれは「「飛斬。」」安直だがそれでいいと思い命名した。


((ざっと振り返りも出来たしいい感じじゃないか?))


 どんだけコイツは早く帰りたいんだ。と思ったが実際この1ヶ月で他の奴らがどのくらい強くなっているかというのは気になるもんだ。









「ただいま。」


 森を出たのはお昼近かったが武器屋でおっちゃんに用があり寄っていたらもうそろそろ日が暮れそうだった。

 その間龍がソワソワしていたのはいうまでも無い。


 あれ?靴を脱いでる間に誰かこっちに来たり返事があったっておかしくないのにやけに静かだ。


 いやいや、靴見れば分かるじゃん。と言われそうだが同じ靴が何足もあるのでこれが履いていった靴なのかどうかも分からない。


 俺はゆっくり居間に入っていく。


「あ、ユウキおかえり。ちょっと、ちゃんとただいまって言いなよ。」


「いや、言ったんだけど。」


 インドラがお皿を運びながら出迎えてくれたものの早速怒られた。

 どうやらパーティーでもするようだ。

 ヒカリとアルデバが料理担当。

 インドラとエリカが準備担当らしい。


 しかももう完成しそうで特にやること無さそうなのが申し訳ないところ。


「ユウキさんユウキさん!私「「鉄拳。」」5発までなら連続で打てるようになりましたよ!」


 洗い物を終えたエリカが褒めて欲しそうに近寄ってきた。

 しかもあの威力を5発とは流石としか言いようがない。


「まぁ?私は攻撃魔法使えるようになったし?エリカよりも戦闘の幅が増えたんだけどね?」


 なぜ、何故コイツは突っ込んでくる。てかお前は高速詠唱の修行じゃなかったの?


 そう思っていたらエリカとインドラがバトっていた。

 それを眺めていたら料理担当と目があった。

 そして2人とも仲良くグッとグーポーズをしてくれた。

 恐らく俺らも頑張ったぜ的なやつだと思う。

 つか1ヶ月のうちにだいぶ仲良くなったのだろう。

 お互い喋るの苦手同士だったので心配だったが大丈夫そうで良かった。


「そう言えば1番遅く帰ってきたユウキはどのくらい成長したのよ。」


 うわぁ、皆んなからの期待の眼差しが辛い。


「一応オリジナル剣術を作った。後…仙化出来るようになった。」


「「「「え?」」」」


 みんな同じように首を倒しながら反応した。


「え?ユウキは1ヶ月で仙化出来るようになったの?」


 あ、この流れは早いって意味だと俺は気づいてしまった。

 俺が死ぬ前に日本で流行っていたのが無自覚最強系だ。

 そしてめちゃくちゃその展開に近い。


「正確にいうと2週間…。」


「2週間…。伝説とされる神ゼウスでも1年近くかかったって言われてる仙化を…2週間…。」


 そのままヒカリは倒れてしまった。









ステータス


 浮島(うきじま) 優樹(ゆうき)  Lv.1

 能力(アビリティ) ??

 技能(スキル) 無し

 剣技 肩並行斬(進化)肩斬

    ビクトリースラッシュ

    スレイヤー

    空断

    スマッシュ

    ダブルエッジスパイク

    飛斬

 魔法 【初級】

    ファイヤー

    ウォーター

    アース

   【中級】

    ゲイル

    ライジング

    コリエンテ

    クエイク

   【準中級】

    フリーズ


 龍化 ドラゴンブラスト

    ドラゴンブレイカー


 仙化 太陽の光(サンライト)

    火炎(フレイム・タワー)

    太陽の光雨(サンライト・シャワー)

    ?????

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