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俺じだ 16-4 カエラへ
「そうか。ここには修業としてきたのか。」
エリカの父サエカルに事情を話していた。
「じゃあ泊まる所はないって感じだな?」
「一応宿に泊まろうかと思ってて。」
もしくはギルドにお世話になる予定である。
「我が家でいいぞ。」
「いえいいです。」
サエカルは即答されて少し困っている。
「一応修業ですから。大丈夫です。」
「そうか。じゃあ困ったらいつでも言いなさい。」
いいパパだな。流石パパがいい人だから娘もいい子に育つのだろう。
「そうですね。ギルドってどのくらいの量のクエストありますか?」
「ゼロだよ。毎日カポエラを学んでる人達が朝一でクエストを持ってっちゃうからないんだよね。」
なんと。恐ろしい。カポエラって恐ろしい。セルンドなら昼過ぎでも10個は残ってるからなー。セルンドの住民はニートなのかな。
「分かりました。じゃあインドラはいつも通り教会で。エリカについてはどうしたら強くなるかわからないけど強くなっといてくれ。」
なんとも言えないのが惜しい。
「ユウキ。私たちは?」
「血反吐を吐く特訓だよ。」
アルデバとヒカリは引きつった顔で少し後退りをした。




