俺じだ 15-11 セルンドに迫る影
俺らはダンジョンから出て来た。
「なんだか実感がわかないですね。」
1人の冒険者がそんなことを呟いた。
「まぁダンジョンに魔軍がいてその魔軍も幹部でそいつが逃げ出すなんてね。あの人弱いと思ってたのに。」
俺の話をしてる。俺は手にロープを握って暗殺者供を引っ張っている。
なんか奴隷連れてるみたいに見えそうでやだなぁ。
((こいつらどーするんだ?))
(一応ギルドに任せておけばいいかなって思う。)
そう言いギルドの前に着いた。
ギルドのお姉さんにこいつらを渡した。
「やはり怪しいとは思ってたんですけどダンジョン内のことなので動こうにも動かなくて、ありがとうございます。」
俺はなんだか感謝されてしまった。
「あんた今日のMVPだな。奢ってやるから一緒に飲もうぜ。」
そう言ってやって来たハゲたおじさんは手招きをしていた。
「悪いな。俺まだ未成年だから酒飲めないんだ。」
ハゲたおじさんはそうか。困ったことあったら声かけろよ。と言って1人飲みしていた。
俺はみんなが待っている家に帰った。
「ユウキ、どーしたの?なんだかボロボロだけど。」
「あー。この事で話がある。皆んなリビングに来てくれ。」
と言ったものの・・・
「みんな居ますよ。で、話とは?」
俺は今日のダンジョン内のことを細かく話した。
雪原の姫という魔軍の幹部が潜んで居たことも。
「この街ってそんな危なかったっけ?」
「いや、俺も来た時はそんな危なくなかったと思ってたのは気のせいなのか?」
「わからん。でももう少しレベルアップしたいんだ。それもみんなで。」
みんなコクコクと頷いてくれた。
もしこの後戦う奴らがファイヤーバード以上なら相当厳しいものになる。なら今のうちにできることはしておきたい。
「で、どこでやる?」
「この街以外がいいな。」
「私は馴染みのあるとこがいいです。」
エリカ以外は違う街がいいのか。
((エリカの街はダメなのか?))
成る程。
「よし。じゃあエリカの街にしよう。」
「隣の隣町なので今日から行きましょう。」
エリカは嬉々としていた。
俺たちは準備を急いでしてすぐに出発した。カポエラ族の街カエラへ。




