俺じだ 15-9 セルンドに迫る影
「ここ。みたいですね。ボス部屋。」
明らか大きな扉。ヘラ様と会った時並みの大きさだ。ということは・・・・あった。
ゴゴゴゴゴゴ。
「寒っ。なんだこの部屋。」
部屋は辺り一面冷え切っていた。
「あら。ここにたどり着いたのね。」
女が1人中央の椅子に座っていた。
(明らか怪しい。)
「さて、魔軍の幹部をここで相手するのはどんな気分かしら。」
((コイツもしかして雪原の姫か。))
「最悪だよ。寒いし。でもなー。やるか。」
他の奴らはビビって動けそうじゃない。こうなると・・・
((イザナミも呼んで3人分だな。))
「もしかしてアナタ、浮島かしら。」
そういえばファイヤーバードも俺の名前を知ってたな。ブラックリストにでも載ってるのかな俺。
「さあな。」
雪原の姫はそう。というと詠唱しながら向かって来た。
「「アイスノヴァ。」」
(危ねぇ。範囲魔法かよ。しかも当たってねぇのに凍ってるやついるし。)
((接近戦はキツイかな。こっちも魔法で行くぞ。))
「「フレイム。」」
「「アイスシールド」」
アイスシールドは溶けることなく残っている。
流石は雪原の姫。雪原と言うくらいだからエグいな。
「「アイスキャノン。」」
(くそっ。避けることで精一杯だ。)
でも俺はゆっくり避けながら魔法陣を床に書く。
「来いっ。イザナミ!」
魔法陣から出て来たイザナミもまた寒そうにしていた。
「寒っ。こんなとこに呼ぶなよ。ちくしょー。」
「「火炎陣」」
イザナミがそう言うと部屋の端に炎が立っている。
「よし。これでやつも威力が落ちた。逆転劇の始まりだな。」
イザナミ・・・それ、俺の台詞じゃね?




