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月色の砂漠~コーヒー売りはチート嬢~  作者: チク


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彼が邪眼に掛からない理由


(なんか色々大変そうだけど、大丈夫なのか?)

 カースは返事しながら、屋敷の方を見ていた。

 ロイの話では、ケイは環境維持ロボが壊され正体不明の女と行動を共にしてるとか。


――あぁ、すこぶる調子いいよ。

 とケイは言う。

 結果を張る最中に刺されても、結界を張ることを優先した男だ。

 よほどのことがなければ弱音は吐かないだろう。

 聞くだけ野暮な質問だった。



――大変といえば、僕よりもカース君の方だろう。長老代理と会見を急に押し付けることになってしまって……。

 神の化身ともされる最高位は、滅多なことでは民の前に姿を現さない。

 民の代表が最高位と定期的に面談することを謁見と呼び、最高位目線では会見などと呼んでいる。

 正直、ややこしいと思う事もあるが、長年そう呼んでいるので最高位同士で話題にする時は会見と言っていた。



(まぁ、それでミン殿と話す機会は増えたわけだし、そんな気にしないでくれ)

 とはいえ、そのミンと距離が縮まることはなさそうだが。



――せめてもの恩返ししたくてね。

 カースは意外に思った。

 ケイにしては殊勝な物言いだと思った。


――キョウ君が邪眼に掛からない訳を教えて上げようと思ってね。

 それもかなり意外な言葉だった。


 今、長老代理となったミン・ラテーシアがキョウに邪眼を掛けてみたのだという。

 ミンは相当の魔力の持ち主で、最高位を除けば恐らくルウ族の中では一番強いだろう。

 一方、キョウ・テセティアはかつては相当の魔力は持っていたものの、今となっては魔力を失ってしまっている。


 普通に考えれば、そんなキョウがミンの邪眼に掛からない訳がない。

 カースは、ミンがその時たまたま不調だったとか、ぐらいにしか考えていなかった。



(そんなこと、よくわかったな)

――せっかく人間の体でルウの地に来たからね、キョウ君に会って邪眼に掛けてみたんだ。まったく掛からなかったよ。


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