アコウクロ 『その後・・・』
数ヵ月後・・・。
「パパパーン パパパーン」
ウエディングマーチが鳴り響く教会。
そこには沢山の人が集まっていた
カクテルドレスを身にまとった、千佳が居た
千佳は思っていた・・・
「あの時の写真のように・・・」
「記憶を思い出した今、辛い事も嬉しい事もあったけど、今、私が私で居れる事が大事」
「大好きだった、京ちゃんと今こうして同じ時間を過ごしている」
「私、お嫁さんになるんだ・・」
沢山の歓声
沢山の人
沢山の涙
ちぃにとっては、全てが宝物のように思えた
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披露宴でのお色直しは何度も行われた
華やかな色どりのドレスに身を包んだ千佳はまるで天使のようだった
そして最後のお色直し・・・
扉が開いた・・・
タキシード姿の京介
オリジナルウエディングドレスを着た千佳
観客の間をゆっくり抜け、上座まで行き・・
そのドレスは変貌を遂げた
千佳が、くるっと回ると、ウエディングドレスはミニスカートのドレスに変わった
式場の人々はため息にも似た声をあげた
この演出は、ブライダルサロンの「めぐ」がプロデュースしていた
事情を知る、めぐは人事には思えず自分事のように嬉しく感じていた
打ち合わせの時、めぐは千佳の第一印象から、
今回のドレスの選択、ドレスのデザインをしていた
「京介さん。イメージは天使です」
「天使?」
「ちぃさんのイメージ」
「そうか(笑)」
「式の演出任せてもらえませんか?」
「ありがとう・・めぐさん。ちぃも喜ぶよ」
「頑張ります!」
こうして、結婚式は行われていた
結婚式は皆に祝福された
新たなる二人の出発点
もう二度と離れない
二人はそう誓った
『ねぇ、京ちゃん。ちぃ・・・東京を離れたい』
『俺もそう思っていたんや』
『で、場所なんだけど・・』
『九州か沖縄辺りにでもするか?(笑)』
『実は、そうしたいって思ってたの(笑)』
『例のアコウクロの写真の約束の日。今年は果たせそうやな』
『うん(*´∀`*)お母さんもちひろも喜んでくれるかな?』
『大喜びさ』
結婚式に来ていた、真子(母)ちひろも、この報告に大喜びした
『本当に良かったね。ちぃちゃん』
『幸せになります(*´∀`*)』
式は、名残惜しそうに終わったが、皆、なかなかその場を離れなかった・・・
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数ヵ月後・・・。
星空と夕陽がよく見える小高い場所
そこに小さいながらも新居を構えた
『ありがとう・・京ちゃん。ずっと待っててくれて、今とてもそう感じるんだ・・・』
『当たり前やないか(笑)』
千佳を抱き寄せてキスをした
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翌年・・・。
千佳は女の子を出産した
その翌年には男の子
「想い続ける事は決して恥ずかしい事ではない
時間も無駄ではない
信じればきっと叶う
生きているって・・・幸せだ・・」
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小さな家族は今日もアコウクロを眺めていた
『あー!パパとママ、今、チューしてたでしょう』
『パパとママはいつまでも恋人同士だからだから沢山チュウするのよ(*´∀`*)』
千佳は子供たちに自慢をした
「(*´∀`*)ダイジ」
「アコウクロ」
Fin。




