第五章 18
二人は Paranoia Cafe に向かった。
「カラーン」
『いらっしゃいませ・・きょ・・』
京介はマスターを見て、手を払うようにし口を閉ざした・・
『・・かしこまりました・・』
マスター多くを語らなかった・・
『えっ?どうしたの?』
『何でもないで(笑) おのおっちゃん。しょうもない昭和のギャグばかり言いよんねん、だから もうええわ。って感じにな(笑)』
『昭和のギャグ?(笑)聞きたい(*´∀`*)』
『・・・ほんま寒いねん・・やめとけ・・(笑)』
『そっか(笑)でも・・何か言いかけてたような気がするけど・・・』
『そうか?気のせいや(笑) どうせつまらんギャグやろ』
『・・・わかったぁ』
千佳は少し不満げだった
京介が席を選ぼうとすると千佳は窓際の席を選んで座った・・
そしてじっくりと店内を見回した・・
「なんか・・見た事あるような・・ないような・・」
心の中でそう思った
『どうしたん?』
『何でもないもーん(>д<)』
『・・・何にする?』
『・・・ブラック・・』
京介の記憶が一瞬蘇った・・
それと同時に少し頭痛を感じた・・
目の前の景色が歪んで見えた・・
『どうしたの?』
『いや何でもない・・』
『ちぃは・・カフェオレにする。』
『そうか それがいいな(笑)』
『残すと悪いしね(苦笑)』
『そやな 頼んでくるわ』
京介はマスターの元へ行った
『ブラックとカフェオレ』
『かしこまりました。 お久しぶりですね・・京介さん』
『あぁ・・俺の名前は伏せといてくれ・・・』
マスターは何か事情があるのだろう・・
あの一緒の女性も見たことがある・・そう感じた・・
『かしこまりました。お客様』
京介はマスターの肩を軽くポンポンと叩き席へ戻った。
『直ぐ来るからな』
『うん(*´∀`*)』
千佳はニコニコしながら言った
『なんかウキウキ気分なんだけど(*´艸`)』
『何よりだ(笑)』
以前の記憶がそうさせているのか・・・
現状が純粋に楽しいのか・・・
『お待たせいたしました』
『カフェオレの方は・・』
『(*'▽')ノはぃ。』
「カチャ」
『ブラックで御座います』
「カチャ」
『マスター、もう少ししたら食事の方も頼む』
『ありがとうございます。お客様』
マスターは直ぐにカウンターへ戻った。
「昔、ここに京介さんが連れてきた事のある娘さんだな・・・」
二人の表情を見た
今までの京介とは少し違う・・・
女の子も何か楽しそうだけど悲しさを感じる・・
「何かあるんだな・・あの二人・・」
そう感じた・・
その後、食事の注文を頼み食事をしながら色々話をした。
『ねぇ、ここのお店・・懐かしい気持ちになるんだけど・・』
『来た事あるのか?』
『違うでしょう・・あなたが連れてきた事があるんじゃないの?』
『そうだっかたかな・・俺は何度か来た事があるけどな・・』
『そうやって隠すんだ・・・』
『・・・隠してなんていない・・』
『じゃぁ・・なんで・・』
『一度くらいはあったかもな・・忘れていたかもしれん・・』
『・・・嘘!いいよべつに・・。少し意地悪したくなったの・・』
京介は千佳が気持ちを伏せた事が分かった・・
『そうか(笑)』
『ねぇ、食べたら例の場所!行きたい(*´∀`*)』
『そやな(*´∀`*)』
京介は敢えて千佳の気遣いに気がつかないふりをした。
二人は食後「Paranoia Cafe」を出た。
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