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第五章 13

着替え類を持ち病室へ行った



千佳は外出の事を話しながら喜んで服を取り出していた



『私、こう言う服を着ていたんだ~(*´∀`*)』


『みたいやな・・・(笑)』



服の他に香水やら化粧品を取り出して



『へぇ~(笑)』



笑みを浮かべながら一つ一つを確かめる様にしていた




『これは?』



小さな紙袋を手にしていた



『・・・』


『あっ・・(>д<)』




千佳は真っ赤な顔をしながら聞いて来た




『これも・・・あなたが・・・?』



『そんな訳ないだろ(笑)妹さんから預かったままだよ(笑)』



『そっか(笑)そうだよね・・下着だもんね(笑)あー恥ずかしぃ(。´Д⊂)』



『(笑) 見たろうか?』



『(>д<)だめぇ』



千佳は恥ずかしそうにそそくさと終い込んだ




『ねぇ、外出の日の前のは泊っていって!』



『どうしてだ?』



『朝早くから出掛けたいの(*´∀`*)時間が沢山ある方がいいじゃん!』



『そやな(笑) 分かった』



『(*´∀`*)良かった』



千佳は小さくガッツポーズをした


京介の見る千佳は明らかに今までの千佳とは違った・・・





普通の女の子・・・。




時折見せる仕草や雰囲気は昔のちぃを思い出させた・・・



だが、その事は触れずに接していた



「ドッキッ」として言葉に詰まる事も多々あったが今のまま方が千佳の為である・・・



いつの日から暗示のようにそう思うようになっていた






『なぁ・・ちぃ・・今一番思いだ・・・いや知りたい事はあるか?』



『・・・あるよ(*´∀`*)』



『なんだ?』




『あなたの事、あなたは私にとても親切にして大事にしてくれる・・・それなのに私はあなたの事を思い出せない・・・そんな自分がとても・・・嫌なんだ・・・』




『ちぃ・・・大丈夫だ・・思い出しても思い出ささなくても俺は変わらない』





『・・・本当は私達・・恋人だったんじゃないの・・・?』





一瞬、時間と音が止まった様に感じた





『かもな(笑)』



『誤魔化さないで!』




千佳の目には溢れんばかりの涙がたまっていた



『すまん・・』




京介は千佳を静かにそっと抱きしめた・・・




『・・・なんか・・・懐かしい気持ち・・・』




小さな声で呟いた




『うん?』





京介は聞こえないふりをした・・




『なんでもなーい・・・』




千佳はギュッと力を入れてしがみ付くように抱きついた




昔ならここで「大事」と言うんだろうな・・そう感じた




昔を懐かしむ様に千佳を包み込むように優しく抱きしめた



























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