第五章 12
『もしもし・・ちぃ。』
『うん』
『今からそっちに行くからな』
『うん(*´∀`*)』
病院へ向かった。
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「ガチャ」
『お帰りなさい(*´∀`*)(笑)』
『ただいま(笑)』
和やかな空気を感じた
『あのね、外出許可が出ました!でも一人じゃダメだって(笑)』
『そうか・・良かったな・・天気の良い日にするか』
『その日は日帰り?』
『外出だろ?』
『あっ・・・外泊でもいいみたいよ(*´∀`*)』
『そうか・・遅くなりそうだったらそうしようか』
『うん(*´∀`*)♪』
千佳は考えていた・・
泊りでもいい一緒の時間が多ければ多いほど
何か思い出せるかもしれない・・
『どこか行きたい場所はあるか?』
『喫茶店(*´∀`*)』
『茶店?どこでもいいのか?』
『そう聞かれても・・私 分かんないから・・あっ!でも アンティークな感じの所がいいな(*´∀`*)』
『分かった、外出はいつ位にする?』
『来週なら検査とかもないみたいだし、来週じゃだめ?』
『じゃあ来週な、今週出かける時の服を何着か持ってくるよ』
『えっ・・どうして・・あなたが私の着替えを・・買ってくるの?』
『あ・・いやそうじゃないんだ、勿論何か欲しい服があれば買ってくるよ・・・』
『・・・だから何で?』
『妹さんから預かってきたんだ・・・』
『・・・なんだ・・そっか・・・』
『そう言う事だ・・』
千佳は心に引っ掛かりみたいなものを感じた・・・
『まっ・・・いいや(笑)楽しみだなぁ(*´∀`*)』
『そうだよな・・・毎日病院じゃ息もつまるよな』
『うん・・・なんか・・籠の鳥みたいで・・・』
『籠の鳥?』
『うん、ある程度の安堵とある程度の不満・・・そんな感じかな(笑)』
『・・・そうかも知れないな・・・』
『でもね・・・それも少し懐かしいような気もするの・・・(笑)』
『・・・』
『・・・もう・・何か言ってよ(笑)』
『今のちぃの方がいいよ・・・昔は少し人の事を考えすぎているところがあったから・・・』
『なんか・・・複雑だよ・・・』
千佳は寂しそうな顔をした・・・
『・・・ごめん・・』
その後、外出する時の行くところなどを話した
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千佳が寝るまで病室に居てその後帰った
京介は千佳と暮らしていた部屋へ居た
千佳の服を何着か並べてみた・・・
ショートパンツやジーンズなどが千佳はとても似合っていた・・
服以外でも化粧品や香水なども並べた
「これでいいかな・・」
それぞれを別々の箱や袋に詰め大きめの鞄に詰め込んだ
一通り準備が終わると部屋をゆっくりと眺めた・・
部屋には千佳のカクテルドレスが飾られていた
「一応・・・しまっておくか・・・」
洋服ダンスの中にカクテルドレスをしまい込んだ・・・
「もし・・・ちぃがここに来たいといったら・・・」
そう考えての事だった・・・
京介の中には二つの葛藤があった・・・
「思い出して欲しかった気持ち」
「何も知らない方がいい・・」
窓を開けて タバコを吸った・・・
幾つもの千佳との思い出が甦ってきた・・・
壁に貼ってある自分(京介)の写真を一つずつ剥がした・・
「・・・」
「楽しみだな・・・ちぃ・・・」
「例え・・どんな形になろうとも・・・例え離れ離れになろうとも・・俺はお前を愛している・・・例え一緒に居れなくとも・・・」
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