第五章 8
翌日
京介は千佳の希望通り携帯電話を購入した
俺達が連絡を取る以外にも今後、ちひろ、マコと連絡取ることになるだろう・・・
京介はそう思っていた
携帯電話を購入するする時、昔、千佳が使っていた携帯を思い出し
千佳の好きな色や機種を選んだ。
「俺の番号だけでも登録しておくか・・・」
携帯に番号を入れたが名前をどう入力するか迷った。
千佳は自分の名前を思い出してない・・・
「あなた・・・にしておくか・・・」
病室へ着いた・・・。
「コンコン」
部屋に入ると千佳の姿が無かった
「屋上・・・とか言ってな・・・」
屋上へ向かった
屋上へ行くとパジャマ姿にカーディガンを羽織った、千佳がぼんやりベンチに座っていた。
静かに近くに行き
『お嬢さん、お隣いいですか?(笑)』
千佳はビックリした顔で振り向いたが京介とすぐに分かると
『どうぞ(*´∀`*)』
笑顔になった
『ちぃ、約束のものだよ』
携帯電話を差し出した
『わぁ♪ ありがとう(*´∀`*)』
『それで良かったか?』
『可愛い♪ よく私の好み分かったね(*´∀`*)』
千佳は京介と特別な関係であったことを信じたかった・・・
『・・・店員に一番人気のある商品か聞いたらそれだって言うから・・・それにしたんだ・・・』
『・・・なーんだ・・・そっか・・・ありがとう凄く嬉しい(*´∀`*)』
『携帯に俺の番号を入れておいた。 あと今、妹さんの登録しておく』
『妹・・・記憶が・・今は掛けれないよ・・・』
『記憶の件は少し話してある、突然掛けても理解はしてくれるはずだ だけど・・・掛けたいとき掛ければ良いと思うよ(笑)』
『うん・・・。名前は・・・』
『ちひろ。って言う名前だったよ。それで今、登録した。』
『ありがとう・・・それで・・・あなたは?』
『登録してあるよ』
『本当!?』
千佳の携帯でアドレスを見ると「あなた」で登録された番号があった
『・・・意地悪・・』
『よく言われる(笑)』
『もう(笑) 変なところに徹底するのね、まっいいっか(*´∀`*) じゃあ 初電話するね!』
京介の携帯が鳴った
「天国にあーなた 一番近い島・・・♪」
『着うた?(笑)』
『あぁ (笑) 今度は俺がかけるな、ちぃの携帯にも一曲だが着うたをDLしておいた(笑)』
『えっ?そうなの?』
千佳の電話を鳴らした
「逢いたくて、逢いたくて、逢いたくて、あなたにすぐに・・・♪」
千佳は携帯を取る事なく着うたを聞いていた
『この歌・・・切ないね・・・でも、なんか懐かしい気持ちになる・・・』
千佳がとても気に入って昔、着信に使っていた曲だった
『気に入らなかったら変えていいからな(笑)』
『なんか胸が苦しくなる曲だね・・・』
千佳は目に涙を薄っすら浮かべた
『余計な事したな・・・ごめん変えな』
『ううん・・・この曲で・・・違う、この曲がいい・・・ありがとう・・・』
千佳はベンチに座る、京介に寄り添うようにくっつき頭をの肩に乗せた
京介はその事に触れる事無く 空を見上げた
空は夕焼けで東京の空も少しオレンジかかっていた
『なぁ・・・ちぃ、アコウクロって知っているか・・・』
『アコウ・・・クロ・・・』
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