第三章 9
京介は急いで部屋に向かった
「ハァッ、ハァッ・・」
「タッタッタ・・・」
「ガチャ」
『おい!ちぃー!』
キッチンで倒れ込む、千佳を抱き上げた
『あ・・あぁぁ・・京ちゃん・・・』
『大丈夫か!!ちぃ!』
『うん・・・。だいじ・・』
力無く答えて来た
『京ちゃん・・お願い・・くすりを・・・呪文に抑えられている私が中で・・・うっ・・』
『あぁ・・分かった』
急いで薬を飲ませた
千佳は京介の腕の中で小さく丸くなり、ゆっくり目を開けた・・
『きょ・・京ちゃん・・』
『今日、薬飲まなかったのか?』
『うん・・限界まで我慢してたら入れ替わっちゃって・・』
『無理はするな・・』
『うん・・でも・・限界のコツがわかったから・・・明日は大丈夫・・』
『でも、無理はあかん。明日は大事な日やからな薬が必要な時は直ぐに言うんだぞ』
『うん(*´∀`*)・・だいじ』
京介の首に手をまわし顔を近づけ頬にキスをした。
『ちぃ・・・。』
『そうや、薬と睡眠薬を貰って来たぞ、体をゆっくり休ませたい時に飲むといい、ジャニスがそう言っていた』
『はい(*´∀`*)ありがとう・・そうします。』
千佳の心音は高鳴ってきいた・・
『ちぃ・・あまり人格の事は気にするな、どんな「ちぃ」でも俺の想いは変わりはしない』
『うん。ありがとう京ちゃん・・明日、楽しみにしててね』
『あぁ 楽しみや』
『世界に一つだけのウェディングドレス。京ちゃんだけの・・ちぃ。』
『あぁ、そして、ちぃだけの俺や』
千佳は目を潤ませ微笑んだ・・
『あっ・・京ちゃん・・ごめんなさい・・ご飯まだだよね?』
『・・そやな・・無理せんでもええで』
『大丈夫(*´∀`*)少し待ってね!』
千佳は普段と変わることなく夕食を作った
そして京介は、いつもと同じ様に美味しそうに食事をした
そして、食後にブラックコーヒーを飲み始めた・・
千佳が食器を片付けていると、京介の声が聞こえた
『・・なんか 安心したせいか眠くなってきたわ・・』
『・・・。無理しないで寝たら?』
京介はいつの間にか静かな寝息をたてはじめた
千佳は夕食の中に睡眠薬を混入していた・・
『ごめんなさい・・・京ちゃん・・・薬が・・薬が必要なの・・・』
慌てるように京介の鞄を漁り出した・・
『はぁっ・・はぁっ・・あ・・あった・・薬・・これさえあれば・・今のままで居られる・・』
千佳は準備していた、昔病院から貰って余っていた
風邪薬と交換し、再び鞄へ終い込んだ。
『京ちゃん・・京ちゃん・・ずっと、ちぃだけの京介ちゃん・・・』
千佳は泣きながら子供のように甘え、いつの間に眠りに着いた
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目覚めると千佳は京介の腕枕寝ていた
時折
『うーん・・うーん・・』
と言いながら隙間の無いくらい体を押し付けてきた
『はは・・まるで 子供やな・・(笑)』
ふと時計を見ると時刻は「AM10時」になろうとしていた。
『ちぃ。ちぃ。おはよう、そろそろ起きなあかんで』
『う・・うん?おはよう(*´∀`*)京ちゃん』
ちぃが起きたので腕枕を外し起きあがった
『ん?・・・なんで・・裸なんだ・・(笑)昨日・・したか?』
『・・・しちゃったぁ(//∇//) だって・・』
『・・まぁ・・そんな時もあるわな(笑)』
『うん(*´∀`*)』
そう言うと千佳は起き上ろうとした、京介をベットへ引っ張り押し倒した
『もっとぉ(*´∀`*)』
『ちぃ・・(笑)』
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PM 12時」
二人はシャワーを浴び 出かける準備をした
『これ渡しとくな』
京介は鞄から薬を2つ出した。
『あっ・・はい(*´∀`*)ありがとう』
『今 飲んで行くか?』
『うん、途中で入れ替わると・・困るからそうする』
ちぃは差し替えておいた、薬を飲むふりをして本物薬を飲んだ
「少し・・自我が可愛そう・・・」
心の中でそう思った・・・
『京ちゃん、いちお・・呪文もお願い・・・』
『今、必要か?』
『・・・お願い・・』
『分かった・・』
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『我・・最強なり・・』
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千佳は目を瞑り呪文を聞いた・・
体の中で熱くなっていた
何か静かに消えていくような気がした。
『よし!行こう!京ちゃん(*´∀`*)』
『あぁ。』
ブライダルサロンへ向かう間、終始、千佳は京介を見つめた
『なんやねん(笑)』
『いいの!見たいの!』
『アホやな(笑)』
『一秒でも多く京ちゃんを見ていたいの!』
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「この時のちぃの言動に気づいていれば・・・・」
京介は数ヶ月後、そう思うのだった・・・
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