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2話 R.トレビアン

パーティーを追放されてキュニョーから蒸気三輪車を教わってから一年が経過する


「今日も大変だな〜でも、お前が居てくれるおかげで、俺にも需要があるよ〜ありがとうキュニョーさん」


それにしても、あっという間だなぁ〜

追放されて、蒸気三輪車も教わって、三輪車に「キュニョーさん」って名前をつけたりしたのからもう一年か〜


「何度みてもかっこいいね〜キュニョーさん」


うん、惚れ惚れするな〜やっぱり、あれから壁に激突して怒られたりしたっけな〜

あとは、運びたいもののレベルが上がるたびに荷物を乗せれるとこの増築とか、燃費良くする改造とかもやったな〜でも、レベルが上がらないと上手く改造できなかったから、最初の方は地道に人を運んでたのが懐かしいな〜


「最初は馬車でいいじゃんって言ってる人も居たけど、これなら重いもの運ぶ時は馬車に少し勝るくらいにはなれた気がする〜〜!」


「はいはいはい!号外だよ号外!」


あれは記者かな?いつもより元気がいい気がして俺も元気になっちゃうな〜


「記者の人、俺にも一枚くれるかな?」


「当たり前だぁ、これはビックニュースだぞぉ!」


ビックニュース、そこまで言う内容ってなんだろ


「……!リーダぁー!いや、勇者クリムド!凄いじゃないか!」


「お前さんもそう思うだろ?儂はな、これを商売の絶好の機会だと思うぞ!」


そう言いながら記者の人が大々的に、指を刺して見せてきた部分には、デカデカと「勇者クリムド、魔王軍幹部に支配されていた国『アンテオ』を救う!」と書かれていた


「お前さん、確か運ぶ仕事をしていたよな?儂の予想だと、これを機に儂らが国では祭りのような催しがされるだろう!我々商売人の出番ってわけだよ!」


「確かに〜!これは吉報ですね〜!」


「それに見ろよここ、勇者サマは『アンテオを支配していた魔王の幹部討伐をする』と宣言をした、一年後か2年後に攻めいるのか、まぁそれはわからんが勇者を助けるためにアンテオに人が集まるだろう!あとは…わかるよなぁ?」


「はい!これは胸が躍りますね〜!」


記者の人は興奮気味に話したあとすぐに何処かへ行ってしまったが、あまり気にしなかった、それよりも、今はこの目の前の事実を噛み締めたい!


「お前たち…凄いなぁ〜!!!」


そうと決まればやる事は沢山あるよな〜まず祭りに必要な物資の移送の案件がでるよな〜何件か請けれたらいいな〜


今後を考えながら、既にお祭りモードの国の中を歩く


「たった一年でここまで行くなんてな〜やっぱ、お前は勇者だったか…!」


いつものように軽いノリではなく、ただ、その事実を噛み締めるように喜んでいた


「アーチさん!今日はいい気分なんだ!おすすめの花を数本ほしい!」


アーチさん、花屋の娘で看板娘だ、いつもこの昼時に店番をしている


「あら!今日はご機嫌ですね、やっぱり、勇者様ですか?

(この国にいた時も勇者様の口は悪かったけど、仲は大変よかったですよね…?)でしたら…ガーベラの花がおすすめですよ!」


「そうなんだ〜!だったら、その花を貰おうかな〜!」


「はい!どうぞ、いい1日を!」


「ありがとう〜いい1日を!」


今日は本当にいい日だ!


アーチさんから花を買ったあと、肉屋のミートさん、酒屋のビアールさんからも肉とお酒を買っちゃった〜

よし!パーティーのみんながこの国にいた時、みんなでよく集まっていたこの丘、見晴らしがいいんだよな〜


「クリムド、ミリマちゃん、パーティーのみんな、ここで俺も祝いの一杯をさせてもらうよ…!」


クリムドは浸るようにしてビールを飲み、肉を食べる、そして何かを思い出したように、丘から外の風景をみる


「人が集まるって事は、それだけ荷物を運ぶ事になるよな〜魔王の幹部となれば、戦闘物資も沢山集めるだろうし、人も沢山、少なくとも1000人以上は率いる事になるよな〜

馬、足りるのかな〜?」


「まぁ、足りないでしょうね」


…?この人は…誰…?結構大きいな…目で測っただけでも、185cmは超えてる気がする〜


「すみません、あなたの名前をお聞きしてもいいですか?」


その巨漢は姿勢を正して口を開く


「私の名前はリチャード・トレビシック、発明家です

私は先に出た、キュニョーさんのような、あなたのスキルによる存在です」


リチャード・トレビシック…!?かっこいい名前だし出立ちが男前すぎる〜!それにスキルによる存在…絶対凄い人だ〜!

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