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「ここは王城だ。お前を害する者はもういない」
レイの顔には深い悔恨の念が滲み出ていました。
「リツ、よく聞いてくれ。お前は性別が男から女に変化した」
何言ってんのこいつ。意味が分からない。
「鏡を見てみろ」
リツは訝しながら身体を起こし、侍女が持ってきた手鏡を受け取りました。
「......」
そこに映っていたのは、綺麗な女性でした。
艷やかな長い黒髪。面長な顔は白い。形の良い眉。切れ長の目。惹き込まれそうな透き通った真っ黒な瞳。鼻筋は通り、ふっくらとしたら唇。折れそうな細い首。
誰?女?……!
「俺は男だ!なあレイ。こんなの嘘だ!なあ!!」
いつも冷静に周りを見ているリツ。
こんな取り乱している姿を見るのは初めてでした。
「リツが女になったのは、俺のせいなんだ」
レイはポツポツと話し出しました。




