新たな相棒
第二十四話です!
BLではないよ!
今日もよろしくお願いいたします!
24
結鶴はネビルに連れられて、空港のラウンジへと向かう。
そこにはまだ、高校生と思われる、年端の行かない、少年がいた。
「あんたか、関西最大の暴力団の御曹司っていうのは?」
その幼い容姿とは裏腹に言葉の話し方は何か、達観したかのような感覚を覚えた。
この子は今時の高校生にしては珍しく、自分に自信があるんだな・・・・・・
結鶴はそう第一印象として、思えた。
「結鶴君、老兵を殺したのは彼だ」
結鶴は息を飲んだ。
こんな子どもが老兵を・・・・・・
諸外国では幼いスナイパーは多くいるが、日本人だろう・・・・・・こいつ?
いや、だが、ネビルの紹介だから、MI6が関与しているのは間違いないが。
「鈴の母方の親戚で大吾と言う名だ。アルバイトで私の仕事の手伝いをさせている。殺しもその一環だ」
「中佐、彼女が悲しみますよ」
それを聞いた、大吾は「鈴姉は俺とは会話しなくなったよ、アルバイトの一件がバレて以降はさ・・・・・・まっ、これから、よろしく」とだけ言ってきた。
「どうでもいいけど、俺の方が先輩だぞ」
それを聞いた、大吾は肩をすくめる。
「意外と年功序列型なんだ? 俺は先輩とか後輩で物事決めるのは令和には相応しくないと思ってね・・・・・・フランクにしたいな、結鶴君」
ジャニーズ方式かよ・・・・・・
先輩を君付けとか。
「それは由々しき事態ね・・・・・・」
後ろから、複数人の部下を連れて、平岡亜里沙がやって来る。
「・・・・・・逮捕ですか?」
「今の国家公安委員長が内閣改造で交代になるらしい。結鶴君の立場も流動的ということを伝えに・・・・・・あと」
そうなる時が来たか・・・・・・
新たな国家公安委員長が厳格な議員だと、かなり、厳しいな。
「君、警察官にならない?」
大吾はそう言われると「はぁ? 俺がお巡りさんかよ・・・・・・伯父さんのところのアルバイトがあるから、ちょっと」と嫌そうな顔をし始める。
「大吾、警視庁の試験を受けなさい」
「はぁ! 何で! イギリスに行かせてくれるんじゃねぇの!」
「日本の警察にもパイプはあるが、お前が入庁した方がちょうどいい、平岡警部補でしたね・・・・・・ウチの甥っ子を使うのは四条警視正の意向ですね」
「参事官はMI6にも話を通しています、後は本人が試験に落ちなければ」
大吾の顔が真っ青になっていく。
「というわけで、結鶴君に勉強を見てもらいなさい」
「えぇ・・・・・・大学行きたいんだけどなー」
「我々の為に役立て」
そう言った後にネビルは「さっ、妻を待たせているんだ。寿司でも食おう」と言い出した。
「・・・・・・じゃあ、伝えたから、必ず、合格するんだよ、結鶴君の指導も期待しているよ」
平岡はそう言って、何処かへ消えていった。
監視対象入りか・・・・・・
点検はしっかりとしないとな。
「結鶴君・・・・・・マジで俺の試験勉強を指導するつもり?」
困り果てた、大吾に結鶴は言い放った。
「覚悟しろよ・・・・・・俺の指導法はスパルタで有名だからな」
大吾の顔が歪むのを感じた、結鶴は意地の悪い笑みを浮かべた。
続く。
次回、最終話 新たな敵
来るべき、新たな戦い・・・・・・
乞うご期待!l




