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コラム:世界観 其の壱
この世界は、発展した都市はあるが情報網、ライフラインが孤立している。郊外から出れば人の手が加わっていない広大な自然が待ち構えている。今は更なる発展の為に未開の大地を切り開く開拓時代である。しかし、天征大戦以降、小さな内戦が各地で激化するようになった。その際、戦う度に国が土地を要求する事が多くなり、いつしかそれが開拓の主流になった。これを《戦争開拓》と呼ぶ。
だが、それが主流になったとしても一部の者は、己の信念のもと既存の土地を奪うのではなく、誰も手のつけていない新天地へ足を伸ばし続けている。