第185話:バルセロナ、歓喜の果てに
■Scene1:バルセロナ到着と、初めての地
スペイン・マルセイユ空港からブエリング航空、
その後イベリア航空に乗り継いで、
凛奈はバルセロナ・エル・プラット空港に降り立った。
街の匂いは、太陽と海とスパイスが混じったような鮮烈なもの。凛奈は笑みを浮かべた。
「空気そのものが“情熱”みたい」
そして、タクシーに乗り、目的地――
FCバルセロナの本拠地・カンプ・ノウへ。
■Scene2:カンプ・ノウと、爆発する歓声
スタジアムに着くと、周囲はすでに大歓声に包まれていた。
今夜の対戦は、FCバルセロナ vs インテル・ミラノ。
欧州屈指のビッグマッチだ。
凛奈はスタンド席の一角に座り、
現地のファンに混じってスペイン語のチャントを真似る。
前半:インテルが先制。
後半:バルセロナが同点。
そして、ロスタイム――
バルセロナの若きFW(Flamingo)が切り込み、右隅にゴール!
一瞬の静寂、そして爆発するような絶叫と拍手!
凛奈の目には、自然と涙が浮かんでいた。
「……なんて美しいの……言葉がいらない。
“サッカー”が心を動かすだけでいい。なんてbravoなんだ‼︎ 」
■Scene3:試合後のキムチと、地元の味
スタジアムを出た凛奈は、地元の小さなバル(居酒屋)に入る。
店主が韓国にルーツを持っており、
特製の「スペイン風タパス×キムチの融合料理」を振る舞ってくれた。
•ガーリックシュリンプと白菜キムチのアヒージョ
•パプリカとキムチのピンチョス
•イカスミライスとカクテキの意外な組み合わせ
凛奈は微笑みながら、ひとくち。
――旨味、酸味、塩味、それに“観戦の熱狂”が一体となった味。
「これ……味が叫んでる。“ここにいる”って」
店主:「あなた、きっと今日の試合で“心のパス”を受け取ったんですね」
■Scene4:夜のホテルと、手帳の言葉
ホテルに戻った凛奈は、
部屋のバルコニーで街を見下ろしながら、手帳を開いた。
『グラウンドは人の心。
誰かがボールをつなぐたび、誰かの想いが届く。
キムチの味にも、そんな“情熱のパス”がある』
彼女は、スペインの空に向かって静かに呟く。
「Gracias, Barcelona」
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