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オレの想像が創造されてしまった件について  作者: 海藤 正孝
最終章 なにもかわらない
106/110

4

穴の中に突入したゴットフィーアはあたりを見渡す。


「アリの巣とは微妙に違うな」

「一定のところまで降りたら横一直線っすねぇ――」

「この巣がこのまま伸び続けるとディゴットーオスに直撃する可能性があります!」

「……帰るところはなくさせない」

「ゴッドと創像機はいないみたいっす」


なにもない大きな道が目の前に続いているだけである。

その先に冴止達は先行したようである。


「行くか、この奥にいるんだろ女王アリみたいなのが」

「はい……」


そう言って一同は奥に進んでいく。


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


「ほっとりゃぁ!」

「ゴッドにかかれば赤リアビもなんのそのだぜ!」


正宗達が進んでいくと、そこには赤リアビの群れと戦うゴッドの姿があった。


「刹徳さん! 窯洒!」

「おう! ここは任せて先に行っとくれ!」

「シリエルリューオの兄ちゃんにも先行してもらったんじゃ! ゴッドの性能なら赤リアビになら負けんわい!」


ゴッドの乗組員達はここを任せ先に行くように誘導する。

今の状況から見て負けそうな気配はない。


「正式採用されてゴッドPより頼りのある機体になってるみたいだなぁ~」

「……その様子」

「窯洒がまかせとけ言うとるんや。任せとこうや!」

「そうっす! 助けるってのも王道かもしれないっすがこれは主を倒すための作戦! かまってかまってではいけないっす!」

「――そうだな。冴止もそう思ったから先に行ったんだろう。ならおれ達も行く! ここは任せたっ!」


そう言ってゴットフィーアは奥へと進み走って行った。


「どうやら往ったようじゃの」

「ああ、さっさとこいつらを倒して追いつくんじゃあ!」


それを見送ったゴッド達は武器を振り上げ赤リアビへと攻撃を繰り返していた!



■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


ゴッドフィーアは奥へ奥へと進んでいく。

する遠くから戦闘音が聞こえてくる。


「冴止か!?」


走るスピードが上がっていく。

すると目の前に大きな広場が現れる。


「なんだあれは!?」


冴止の創像機と戦闘しているリアビはとてつもなく大きかった。

黄土色の体に赤色の顎。

そしてノコギリのような足が恐ろしくあった。


「あっ、あれは――間違いない!」

「鞘歌!?」

「薺ちゃん! 変わってもらうで!」


そう言うと鞘歌が薺を押しどける。

するとコックピットは前かがみ上のコックピットへと変わる。

他3人は後方の壁に椅子に座らされ固定される形となった。


「見つけたで――親の敵!」


ビーストヴレイヴ。

4本足の獣が冴止と戦っている巨大リアビを睨みつけていた。

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