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Bingata Legacy 〜沖縄戦×米軍基地配置×禁忌の紅型〜  作者: ちま
第四部 尚造編 ― 時と海を越える遺志 ―
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222/240

あらすじ・登場人物紹介

その布は、

誰にも完成を祝われなかった。


名前を呼ばれることも、

展示されることもなく、

ただ静かに奪われ、封じられた。


尚造は、英雄ではない。


歴史に名を残したわけでも、

勝利を掴んだわけでもない。


それでも彼は、

“見てしまったもの”を

無かったことにはできなかった。


“未来を救いたい”という願いが、

“未来を壊す力”と結びついてしまったとき、

人は何を選び、何を残せるのか。


――この物語は、

語られなかった決断の記録である。


100年の時と海を越えて、

一枚の布に託された遺志が、

いま静かに解かれていく。


※第四部・尚造編は全60話です。



挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


■ 主人公


仲村尚造なかむらしょうぞう

紅型職人。諜報兵。少尉。

沖縄戦の裏で、“怪物”となる布団を生み出した男。

静かな狂気と執念で、時代を越える因果を刻む。


仲村継なかむらけい

紅型職人。仲村工房代表。

沖縄の文化を守り続ける職人。

祖父・尚造の遺作 = “T”と再び向き合うことになる。



■ 1945年の登場人物


薬丸兼教やくまるかねのり

少佐。第32軍情報参謀/諜報班班長。

苛烈な戦場を生き抜いてきた叩き上げの武人。


比嘉隆司ひがたかし

二等兵。諜報班。感情派の少年兵。

尚造の“秘密”を知る数少ない存在。


小林誠一こばやしせいいち

伍長。諜報班。知性派の少年兵。

仲間たちの行動と真実を、静かに記録し続ける。


牛島満うしじまみつる

中将。沖縄防衛を任される第32軍司令官。

国家と兵士、その狭間で苦悩する男。


長勇ちょういさむ

少将。沖縄戦で牛島を支え、

作戦立案の中核を担った第32軍参謀長。


八原博通やはらひろみち

大佐。合理主義を貫く第32軍随一の頭脳。

持久戦によって沖縄戦を指揮する。


・サイモン・ボリバー・バックナー・ジュニア

中将。米陸軍・第10軍司令官。

現場主義を貫き、圧倒的物量で沖縄へ侵攻する。


・ジョン・スティーブンス1世

中佐。Civil Affairs 文化財回収担当。

“怪物”となる布団を回収し、未来へ繋げてしまう。



■ 2045年の登場人物


・モーガン・リード

継の妻。2028年にジョン3世の紹介で結婚。

世界の海を巡る、明るく豪快な海兵。


仲村澪なかむらみお

継の娘。ジョンの指導で自衛官を目指すが、

戦争の“本当の重さ”をまだ知らない。


仲村文造なかむらぶんぞう

継の息子。紅型と交流活動を愛する少年で、

“普通の感覚”を持つ家族の良心。


・ジョン・スティーブンス3世

在沖縄米軍副司令官/太平洋戦争史料返還担当官。

継の親友。“T”を米国から運び、仲村家に返却する。


林明浩リン・ミンハオ

林グループCEO/中国の経済王。

継とは腐れ縁であり、彼の本質を理解している。


御厨正道みくりやまさみち

文化庁特別顧問/戦後文化財保全会議議長。

穏やかな笑みの裏で、“T”の危険性を知っている。


・リン・チャン

東アジア戦争記憶研究機構 主任研究員。

歴史と感情の狭間に立ち、継と各界要人を繋ぐ調停役。


佐伯さえきヒナ

折り鶴を手に微笑む、穏やかな老婦人。

継たちと共に、戦後100年展の準備に関わる。



※全編共通の登場人物一覧ページも更新しました。

そちらもぜひご活用ください。


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