神童?答えはNOです。
すみません。本当は昨日の夜出す気満々だったのですが、寝落ちして上げられませんでした。
ごめんなさい。
「いやはや、面白い子だ。えっと名前は…」
「フィラデルです」
「フィラデル君か」
王様の問いにすぐさま答えると、王妃様は口元を抑え優雅に笑った。
「フフフッ。本当にしっかりした子なこと」
「あぁそうだな。…姉さん、フィラデル君は今年でいくつだい?」
「一ヶ月後に二歳になるわね」
俺の実年齢を聞き、王族三人は目を剥いた。
「まっまだ二歳なんですの!?わたくしったらてっきりディックと同い年かとっ!」
「まぁ、この子は赤ん坊の頃から賢い子どもでしたから」
「こういう子が神童と言うのかも知れないね」
ん?その言葉には聞き捨てならないぞ
王様が苦笑しながら言った言葉に、俺はムッとし反論した。
「私なんかよりも、マティブ兄さんの方がその名に相応しいかと」
「あぁ聞いているよ。幼学校の入試で最高得点を叩き出したんだってね」
「はい、そうなんですよ!」
俺は兄が誉められたのがまるで自分の事の様に嬉しくて、少しだけ得意気になった。
そんな俺を見て、王様たちは優しい顔をしていた。
その目に気づき、少しだけ恥ずかしくなった。
「君は兄が本当に好きなんだね」
「はい!マティブ兄さんも、ドイン兄さんも、どちらも同じく大好きです!!」
俺の精神年齢的には『大好きです』は恥ずかしいが、そう言いたくなったのだ。
「上の子二人は元々は仲があまり良くなかったんですけど、それもこの子が産まれてからは毎日していた喧嘩もしなくなって。…土の月(四月)になって居なくなるまで、 よく二人でフィルの面倒を見てくれていたのよ」
「良いわねぇそんな兄弟。うちの上の子は病気がちだから兄弟で一緒に遊ぶことも出来なくて…あっ、そうよあなた!」
なっなんか嫌な予感がするんだけど…
王妃様はいきなり大きな声をだすと、王様に耳打ちした。
次の瞬間、王様もニヤッとした。
「…いい考えだね」
「でしょう?」
そして、俺の嫌な予感は的中した。
「あぁすまないが、君の母上と重要な話がしたいから、フィラデル君とディックは席を外してくれないかな?」
「えっえぇ、良いですが…」
俺の答えに王様はフムフムと頷くと、隣に立つ王子を見た。
「ディック。フィラデル君と応接室で待機していろ。話が終われば誰か迎えに行かせる。いいな」
「…はい、父上」
王子はもはやションボリしてたが、
王様の言葉に頷き階段を降りて扉へ歩いていった。
「では母さん。またあとで」
「えぇ」
母さんが頷くのを確認したあと、俺はあわてて王子の後を追いかけた。
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「これであの子にも友が出来ればいいのだがな」
王子を追いかけてて行った息子の背中を見送っていたとき、王になった弟の声が聞こえた。
「貴方とあの人見たいな?」
「まぁ、そうだな」
私の質問に弟は苦笑しながら答える。
あの人とは何を隠そう我が夫の事である。
「でもまぁ、親である私たちは子どもを信じて見守るだけよ」
「そうだな」
「そうね」
私の言葉に、二人は頷いた。
最後は皆さんお分かりの事だとは思いますが、ナーニャ母さん視点でした。
そして、ここで王族紹介。
王様⇒タウカ・ウィンプス
青い髪と瞳。渋めなハスキーボイスのイケメン。
王妃様⇒リアニア・ウィンプス
水色の髪と黒い瞳のスレンダーで色っぽい美女。
王子⇒ディック・ウィンプス
青い髪と瞳。フィルより二つ年上の四歳。




