帰ってきたお父さん
二日?ぶりの更新ですみません。
本当は昨日書き終えて更新しようと思っていたんですが、寝落ちしまして…ハハハ(泣)。すみません。
今回やっとお父さんが登場します。
父さんが帰ってきた。
そんな報せが俺たち兄弟の元に届いたのは、ドイン兄さんの剣術をマティブ兄さんの腕の中から見ていた時だった。
マティブ兄さんは報せてくれた侍女さんに労いの言葉をかけたあと、木剣を右手に持って近づいてきたドイン兄さんにもその事を伝えた。
「帰ってくんのは何ヵ月ぶりだっけ?」
「確か七ヶ月ぶりだよ」
二人の会話に俺は驚く。
「ダァ?(そうなの?)」
「ん?フィルは父さんの事聞いてねぇのか?」
「ヤァ!」
俺が肯定すると、マティブ兄さんが説明してくれた。
「父さんは魔法士長なんですよ」
「うぅ?(魔法士長?)」
「魔法士は、魔法に特化した職業だって説明しましたよね?」
「うぅ!」
「そしてその内、王宮に居る専属魔法士達の中で一番偉くて強いのが魔法士長なんですよ」
「ま、一番忙しい人とも言えるけどな」
「それは皮肉ですか?」
「「「!?」」」
ドイン兄さんが苦笑しつつ言った時、後ろから男性としては少し高めな声がして、俺たちは飛び上がった。
振り返ると(正確に言えばマティブ兄さんがだけどね)、そこには二十代中盤ぐらいの赤髪のお兄さんが立っていた。
この人だれ?
俺がボケーっと赤髪のお兄さんを見ていると、兄二人が同時に叫んだ。
「「とっ父さん!?」」
えっ!この人が父さん!?…みっ見えない
俺が驚きで目を丸くする。
「君たち、先に言うことが有るんじゃないかい」
「「あっお帰りなさい」」
「うん、ただいま。…あれ?マティブ、君が抱いているその赤ん坊は?」
兄さんたちの叫びに苦笑していたお兄さん(以下お父さん)は、マティブ兄さんに抱っこされていた俺に気づいた様で、マティブ兄さんに質問した。
「えぇ、この子はフィラデル。僕達の新しい弟です。」
「で、父さんの新しい息子だな」
「フィラデル…あのっ! だっ抱っこしてもいいかい?」
「いい?フィル」
マティブ兄さんは優しいことに俺にまず聞いてきてくれた。
一人の人間として扱われてくれたことに感動しつつ「ダァ!」と肯定する。
「まだ首が座ってないので気をつけて下さい」
「言われなくてもわかっているよ。伊達に君たちの父親はしてないさ」
「ならいいのですが…はい」
「ヨイショっと…かわいいなぁ」
「「フィルが可愛いのは当たり前」」
「そっそう」
わかりますよお父さん。兄二人がブラコンだから驚いているんでしょ?
俺は内心苦笑しながら父の思っているだろう事に同意する。
「…まっまぁよろしくね、フィラデル。僕の新しい可愛い息子よ」
あっ誤魔化した
と思いつつも俺は元気良く返事をした。
「ダァ!!」
次回は結構説明回です。読み飛ばしてもまぁ楽しむ分には大丈夫かも知れません。




