↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
4/33

3.4話「僕が好きなのは…」




僕は、二人に、突然だったが、気になった人を聞いた。二人は、葵と茜は、少し驚いてたが、閉じていた口を開いた。


「えっと〜私は〜教えない!!」


「私もヒミツだよ…。」


「そうだよね。二人が秘密なら、僕も秘密かな。とてもじゃないけど、言えないよ。」


「あっ…でもあえていうならサイショウちゃんかな…。」


サイショウちゃんか、あ、そうだ。早乙女家には、いつ行こうかな。話題変えようかな。


「僕もサイショウちゃんのことは気になるよ。今度、会いにいきたいな。」


「そうなの…。青空君、明日来る?」


「来てよー青空君!私も待ち遠しいよ!」


2人とも、乗り気のようだ、僕も行きたくて行きたくて、仕方がなかったが、2人の心の内が見えない。だけれど、茜の、茜の気持ちだけは、絶対に忘れない。昨日の事、脳裏に焼き付けたい。だって僕は、茜が好きだから。この気持ちは変えられない。だけれど僕は葵も好きだ。葵が好きなのは誰なんだろう…。よし、僕は行くことを決心した。


「わかった。行くよ。高校終わってからでいいよね。」


「うん!」


「うん…。」


そう決めた僕らは、三好家を後にし、学校へと向かった。僕ら三人はいつもの如く、駄弁りながら、ああでもないこうでもないと、担任の先生やクラスメイトについて話し合ったりした。話題は尽きなかった。僕らの仲睦まじさ、今も昔も変わらないのだろう。そうこう話しているうちに、校門へと辿り着いた。そこには、僕らのクラスメイトでもある、新大地(あらただいち)がいた。彼は、僕らを待っていたかのように待ち構えていた。


「なあなあ、何してんだ?楽しそうだな。俺も混ぜてくれよ。」


僕は、突然の一言に驚きを隠せなかった。一体なぜ、彼がここに。待ち伏せしていたとしか思えなかった。彼の表情は、穏やかではなかった。彼の心中を察そうとしたけれど、僕のおつむでは理解できそうになかった。しかし、この状況…。同性から見れば、男女が話し合っているようにしかみえないんじゃないかと思えたけれど、彼のくぐもった表情は、何かを訝しんでいるようにも見えた。色々考えたけれど、僕は、彼に視線を向けると、会話した。


「いいけど、大地君だっけ、君こそ何してるの?偶然鉢合わせたとは思えないんだけれど、話したいことでもあるのかな?」


僕は、咄嗟に答えたけれど聞きすぎたかもしれないと、後になって後悔しそうになった。


「そうだな。偶然は必然。必然は偶然。どう取るかは、三好青空。君次第なんだがな。まあ、俺は、会話に加わるとする。」


言ってることが意味分からなかったけれど、彼は頭が良い。首席だ。僕の知らないことを知っている。彼なら、僕の望みを、願望を叶えてくれるかもしれない。だけれど、葵と茜が、どう思っているかはわからなかった。彼は、大地君は男前だった。彼に二人を奪われたらと思うと気が気じゃなかった。断ればよかった。と、思ったときにはもう遅い。時間は巻き戻せない。過ぎ去ってゆくんだ。無慈悲な事極まりない。一応、念のため二人にも聞いておくことにした。


「葵、茜、いいかな?」


「いいよー!」


葵は快く返事をしてくれた。


「うん…。」


茜は、どこか恥ずかしげだったけど、僕をチラリと見ては、口角を上げていた。嬉しいのだろうか。作り笑いだろうか。僕には、わからない。わかるはずがなかった。だって僕は、茜じゃないのだから。ここで、茜の気持ちを踏みにじってはいけないと思った僕は、笑い返した。茜は満面の笑みだった。それに気づいた葵が、僕の袖を引っ張る。


「もーう!青空くん!!なんで笑ってるの!」


僕は、大地君の前で照れてしまった。


「おい、青空、マジで何してんだ?そういう関係なのか?訳わかんねけど、友人じゃねえのか?まあ、いいけどよ。」


あ、しまった。大地に悟られると厄介なことになる。僕は、そう思い口から出任せを吐いた。


「いや、その、幼馴染っていうかさ、特別な関係ではないんだけれど。」


二人がどう思うかは、わからないけれど、今は、うん、やっぱり今はこういうしかなかった。納得されるといいけど…。


「そ、そうなのか。へぇ。」


大地君は興味なさげだった。少し悲しいけれど、これでいいのかな。僕ら4人は校門を後にして、クラスへと向かった。やっとの思いでクラスへ着き、扉を開けると、先生と榊原秋賢(さかきばらあきさと)君がいた。確か、彼も首席だったような…。一体何してるんだろう。


「先生!おはようございます!僕は、一流大学へ行きたいのですが、今の僕にできることは勉学に励むことだけなのでしょうか。それとですね。本日は、宿題はないのでしょうか。」


「流石だな。秋賢。夢は大きく持つことだ。おっと、青空と大地と葵と茜だな。4人もいるのか。宿題を課しておこうか。今日の宿題は、楽しかったことを3つ書き留めてくるんだ!いいな!」


「はい!先生!」


と、秋賢君。正直、彼のやる気には、押し潰されそうになったけれど、何とか持ち堪えた。



そんなこんなで、僕は今、宿題に取り組んでいるんだけれど3(・)つか、僕の好きな数字だなぁ。さあてと、なににしようかな。僕は適当に書き終えた。明日はどうなるのかな………。僕は、目を瞑った。







次回まで、どうぞよしなに。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。