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07.はじめてのダンジョン~瑞野~

ブーーー


侵入者警報の音が鳴る。正直心臓に悪い。

ということで約束通りロビーに全員集合、観察会の開始である。


瑞「侵入者は犬耳1、猫耳1、狐耳1、兎耳1。男2女2の前衛2後衛2かな」


割と鉄板な構成できた模様。スライムだと前衛いらないけど。


冥「リア獣爆発しろ…!」


竜「お前が言うと怖いから!」


九「獣人もちょっと欲しいよね」


お前は獣ならなんでもいいのか。


軍「まず初回は死んでもリスクの低い召喚者での調査だろうがどう思う?」


鳥「ギルドに調査依頼が出ていたから間違いないやろ。

  他のみんなのもそろそろ出ている頃や」


観光だけじゃなくちゃんと調査もしていた。驚きである。

なお、ダンジョンの入口には立て看板があり、


『魔法使い向け初心者ダンジョン:スライムの巣Lv1』


とある。レベルは時間経過、ダンジョン内での侵入者の成長、侵入者の死亡に応じて成長とか。

これはあくまで侵入者の育成機関として動いてほしいから、とのマスターから教えられた。

犬耳は剣を持ってるから剣士、猫耳は短剣でシーフ、後衛は杖で魔法使いだな。

シーフが鑑定らしき行動をとり、全員に説明しているようだ。


軍「ちゃんと鑑定、周知をしてるぞ。そこそこ期待できそうだ」


瑞「いきなり殴りかかったら阿呆確定だったな」


まあ流石にそれはないと思っていた。


「ファイアアロー!」


これは狐耳だ。炎の矢が4本ほどイエロースライムに突き刺さり、あっという間に蒸発する。

なお、魔物を倒した場合、ドロップは自動的に倒した人のアイテムボックスに入るようになっている。


瑞「ミコト、こいつ強い?」


命「熱量も十分、本数もそれなりと開始したばかりの召喚者と考えれば十分強いです。

  ランク的には駆け出し、強さE程度でしょう」


竜「まあいわゆる初心者か。ちょうどいい」


同意である。とりあえず頷いておく。


次の部屋では兎耳のほうがファイアアローを3本ほど撃ち撃破。

三つ目は狐耳が倒し、分岐部屋のスライム二匹は二人同時に撃つことで瞬殺されていた。

さて、どっちに行くだろうか。


冥「どっちに行くのかしらね」


竜「左いったぞ」


モニターを見るとちょうど部屋に入るところだった。中にはイエローx2。

今度は狐耳がファイアアローを2本x2にわけで射出、撃破。だいぶ調子に乗っているようだ。

ただ、次の部屋には簡単な罠を準備してある。


奥の小部屋には宝箱とイエロースライム、そしてレッドスライムがいた。

そいつがもう少し慎重だったなら違った未来もあっただろう。

だが狐耳は気にせずファイアアローを射撃、レッドスライムに命中してしまった。


急激な爆発が小部屋を舐める。

凄まじい音にモニターのマイクがリミッター発動、音声停止。実に危なかった。

擬音で表現するならDOMって感じか。

画面は真っ白でまだ何も見えない。


冥「リア獣爆発した。良くやった」


竜「ちょっと説明しろ」


瑞「まあ待て、死亡確認してからだ」


煙がやっと晴れていく。

体は木端微塵になっておりなかなか素敵なグロテスク。

全滅だなあ。

と思ったら体が青い光に包まれ消滅。

死体のあったところに装備品が一つずつ落ちている。

デスペナルティって奴か?


軍「これが召喚者の死と復活か。さっきのは火薬かい?」


いい読みをしている。


瑞「あれはレッドスライム、中身はガソリンそのままだよ。

  気化はしないから何もしなければ無害だし攻撃しない設定にしてある。

  凍らせるか無視すればいい簡単な魔物だよ」


竜「ファイアアロー無双を誘導しておいてよく言うぜ」


瑞「まあ計画通りだ。新Mobに対して鑑定し忘れるのが悪い」


ちょっとでも気を付けていれば防げた事故なのだ。俺は悪くない。


鳥「初心者用ダンジョンじゃなくて初心者殺しダンジョンやないかw」


瑞「風評被害である」


まあ間違ってはいない。

ドロップ品はボス宝箱に入れておこう。

今死んだ奴らが復活する49日後までは同じネタでしばらく通じるでしょ。

次の侵入者はどうなるだろうねえ。

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