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【完結】雇われ勇者の薬草農園 ~チートスキルで薬草栽培始めます~【祝18万PV達成&123大賞4一次通過!!】  作者: 近衛 愛
第8章 変わってしまう日常編

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【雇用№178】いざ神界へ

 ゴッドテレポートで神界に到着した。


「あなた達は誰?どこから来たの?」


どうも女神フェリシアの自室に着いた様だ。バスローブを羽織って、椅子に座ってお茶とケーキを楽しんでいる。


 侵入者に対して、警戒心を見せる女神フェリシア。


 それもそうか。僕だっていきなり寝室に侵入者が現れたら、敵意を見せるな。


「まーどなたでも宜しいですわ。侵入者は即排除しますので。」

『ゴートゥ…』


まっまずい。開幕一番、予定していたことだけど、時間が無さすぎる。


「リュウ」


『スキル魔女の一撃』


予め準備はしておいたので、女神フェリシアに魔女の一撃を炸裂させた。


「君、今よ。」


「へ」


  後1ワードという所で


「イタッイタタタタッ」


 フェリシアはギックリ腰になり、あまりの痛さに椅子から転げ落ち、その衝撃で痛みがさらに走り両手で腰を抑えながらビクビクしている。


 よかったー。なんとかスキルが効いて、魔族にも効いたから多分大丈夫だろうとは思っていたし、状態回復の魔法も効かないから瞬時回復も出来ないとは思っていた。


 でも、仮にもポンコツでも神様だしね。万一効かない場合もあったからホント効いてよかったわ。

女神様ともあろうお方がなんとも目のやり場に困る姿をしている。椅子から転げ落ちた時にバスローブがはだけてしまい、チラチラと下着と生足、胸元が見えてしまう。


 が、隣には愛ちゃんがいる。さりとて戦闘モードに入っている場で、敵から目を逸らす訳にもいかず凝視していたのだが、愛ちゃんが両手で僕の目を隠し、足を思いっきり踏んづけてきた。


「イタイ、痛いよ愛ちゃん。」


「リュウ君、ダメよ。いくら女神様とはいえ、あられもない身姿を見ちゃ。」


不可抗力なのに……。戦闘中なのに、仲間による暗闇攻撃で僕は戦闘不能に陥った。


「でっでも愛ちゃん。また女神があの魔法を使おうとしたら……」


「分かってるわ。それは私がちゃんと監視してるし。リュウ君は目を閉じてあっち向いててね。分かった?」


「はっ、はい」


 その間も女神フェリシアは、ギックリ越しの痛みで床をのたうち回っていた。


「もう、一体私がなにをしたというの?いきなり腰は痛くなるし、侵入者は現れるし」


聞こえない声で女神フェリシアが小さく呟く。


「女神フェリシア様大丈夫ですか?」


「ゴート……」


痛みで忘れていたが侵入者を排除しようと再び死への誘いを発動しようとする。ただ、それは愛ちゃんが女神フェリシアの隣にいなければ成功したかもしれない。


「腰が痛いんですよね。さすりますね。」


愛ちゃんが魔法を発動しようとするフェリシアの腰をポンとさする。


「へ、痛い痛いからやめて。」


「あらあら女神様ごめんなさいね。少し摩り方が強かったみたいですね。」


「ゴート……」


以外そのやりとりが何度も続く……

 僕はその間、後ろを向いていた為、後でしか現状を知る術がなかったのが悔やまれる。


 何度目かなやりとりの後


「分かりました。魔法は唱えないから、さするのは本当にやめて下さる。」


「でも、女神様腰が痛いのでしょう?さすった方が痛みが和らぎますよ?」


「あなた方のお気遣いは十分わかりましたから、大丈夫です。」


「痛かったら遠慮なく言ってくださいね。」


「はい、その際はお願いします。」


なにやら女神フェリシアが項垂(うなだれ)れながら了承した。


「愛ちゃんそろそろそっち向いてもいい。」


「ちょっとまってね。」


愛ちゃんがささっと床に寝転がっているフェリシアのバスローブのはだけを治していく。フェリシアは怯えているみたいだが。


「さっリュウ君こっち向いてもいいわよ。」


了解が出たので女神フェリシアの方に体を向ける。

 

 うん、女神が床にカーペットの上に転がっている。


「さっ、女神フェリシア様、準備が整いましたのでお話しましょう。私達のことは、改めて自己紹介しなくても大丈夫ですよね。」


「ええと……」


女神フェリシアが思案にくれている。まじまじと僕と愛ちゃんを床に転がりながら見つめてくる。


 フェリシアさんや仮にも神様なのに見下ろしてごめんね。


 僕たちが誰だかようやく分かったのか、女神の目に光が灯った。


「ようこそお越し下さいました。雇われ魔法少女の愛様と雇われ勇者の龍王様ですね。突然のご訪問で慌ててしまい、不作法を失礼します。今後は、事前にご連絡の上、日時、場所を決定後お越し下さい。本日はどのようなご用件で急遽お越しになられたのでしょうか?」




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