デブな私
アイドルを目指している雪乃17歳、デブ。
小さな頃からアイドルが好きで、将来はアイドルになることが昔からの夢だった。
でも中学の頃のいじめで引きこもりであり、高校生になった今、ぽっちゃりを通り越して74キロのデブになった。
74キロ、デブはこれからどんな道を歩いていくのか!
「ハイ!チーズ!!」
誰もいない教室。
真夏の夕陽をスポットライトにして私は全力で笑顔でピースした。
「はい!撮れた!確認お願い」
親友のユリが私にスマホを見せる。
「うん!完璧!ユリありがとう。」
「親友ならこのぐらいやらせてよ。オーディション頑張って!雪乃だったら絶対受かるよ。」
ー私は知ってる。アイドルなんてなれないって。ー
「何してんの?」
クラスのモテ男の大がやってきた。
私が密かに恋心を抱いてる人だ。
「大くーん。今雪乃のオーディション写真とってたのー。」
「アイドルになりたいの?」
「そうなの。」恥ずかしくていつも大の目を直視出来ない自分がちょっと嫌いだ。心臓がドキドキドキドキと聞こえる。
「私ちょっとお手洗い行ってくるね。」
そう言って私は逃げるようにさった。
廊下の外で呼吸を整える。
「雪乃ちゃん本当にアイドル目指してんの。」大の声が聞こえた。
え?
私は耳を澄ませてみた。
「無理っしょ。だってアイツ、デブだもん。」
ユリの心ない言葉が私の耳に突き刺した。
そして「鏡見ろよ豚が。」とユリの笑い声が聞こえた。
ー知ってるよ。私が74キロのデブだってことは。ー
私はその場にうずくまってあふれる涙を拭いた。
ご覧頂きありがとうございます。
これこら1週間毎で更新していきたいと思ってます。良かったらまた遊びに来て下さい。
74キロデブより。




