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異世界と融合した世界で生きていこう  作者: KAI


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食料調達①

食料見つかるかな?見つかったらいいな?

・・・・お腹空いた・・・・空腹で目が覚めた・・・

節約のために、普段食べていた量から大幅に減らしたので、大分早い時間に目が覚めてしまった。

スマホの電源を入れるが、今日も電波は、入ってこない。再び電源を落として、スタンドに置く。


大容量のリュックの中に、麻の袋とジップロックをいくつか、たためる水バック、斧、のこぎり、折り畳みナイフ、火起こしセット等の食料や水を見つけたら持ち帰れる道具を入れていく。

サイドポケットには、応急処置道具、飯盒付の水筒を入れる。おっと、お昼ごはん用のおにぎりと簡易味噌汁の素を入れるのを忘れていた。

腰のベルトには、5~6本ナイフを差して、手には、鉈を持ち、ヘッドライトを付けて出発する。


部屋の外に出て、慎重に柵の外に出る。辺りを見て、ゴブリンらしきものの姿や音が無いか確認して一歩外に出る。足元の草を『鑑定』するが、やっぱり飲食不可だ。とりあえず、東の方角に向けて歩いていく。

普段、最寄りのコンビニまで5分とかからず着く距離に30分ぐらいかけて上や下、木の周り等『鑑定』を使いながら探索していくが、食料になりそうなものは、見つからない。今度は、南下して行こう。

同じように探索していくが、やはり見つからない。

次は、西に向かって歩き出す。すると、どこからか、甘い果物のような匂いがするのに気が付いた。匂いのする方向に歩いていく。


普段果物とか食べないが、夢中になって、匂いのする方に歩いていたため、ソレの存在に気が付くのが遅れてしまった。

数メート先にでっかいウサギがいる・・・・でもウサギに角なんてあったけ?・・・そんなことを思った瞬間、ウサギが目の前まで(角を私の方に突き刺すように)突進してきていた・・・・

間一髪で避けて地面をゴロゴロと転がり、ウサギを見る。ウサギは、やはり数メートル先に着地し、角をこちらに向けようとしていた。手に持っていた鉈は、転がったときに手放していたので、慌てて立ち上がり、腰のナイフを抜こうとしたが、ウサギの突進の方が早い。その後何度も何度もウサギは、突進を繰り返してきた。

徐々に私の体力が削られ、息が上がってくる。


「はぁ、はぁ、はぁ。・・・・諦めてくんないのね?」


ウサギの突進パターンも分かってきたが、体力の方が持ちそうにない・・・・こうやって獲物を弱らせて最後の一刺しで倒すつもりなのか?ウサギって草食動物じゃないの?あのでっかい角が突き刺さったら、絶対に死んじゃうよ。本当に・・・・


立ち上がろうとした時に、手放した鉈の柄が手に当たり、立ち上がるのと同時に拾い上げる。

ウサギの突進が来る!!!半歩右足を引いて、半身の態勢になり、鉈を下から振り上げる。ウサギに当たらず、空振りしてしまった。


ウサギは、後ろ足をベシンベシンを打ち付けて、怒りを表してくる。また、突進の態勢になって飛び掛かってくる。・・・もっと早めに・・・野球のバットのように水平に振り抜く。刃先じゃなくて身幅の方で振ってしまったが、タイミングよくウサギの顔を左側から引っ叩く感じになり、ウサギが、弾き飛ばされていく。角が地面に突き刺さり、首を支点に後ろ足が勢いよく振られていく。ボキッと言う乾いた音が聞こえ、ゆっくり地面から角が抜けていく・・・・横倒しになったウサギに目を向けて起き上がらないか観察する。何とか倒せたか?ホッと息をつき、乱れた呼吸を整えていく。ゆっくりとウサギに近づいていく。


ウサギを『鑑定』すると、

名称:角ウサギ

状態:死亡(飲食可)

と表示される。


ウサギは、レベル表示無いのか?さて、飲食可と言っても、魚すら捌いたこと無いのにどうやって捌けばいいんだ・・・・・取り合えず、辺りにあった大きめの葉っぱに包んで、リュックから麻袋を取り出してその中に入れて、リュックにしまう。


緊張状態から解放されて、疲れた体を休めていると、甘い香りにも気づいて来た。

この近くに果物があるのか?少しふらつきながら甘い香りの元へ向かっていく。

藪をかき分け進んでいくと、周りがちょっと開け、その中に林檎のような実が付いた周りの木よりも背丈の低い木が何本か見えた。

近づいていくと、より一層甘い香りが辺りに漂っている。

甘い香りを放つ実の一つに近づき、『鑑定』を行う。


名称:黄金林檎

状態:飲食可


食べられる林檎の様だ・・・・一つもぎ取り、かじりつく。甘い果汁とシャキシャキとした果肉が口の中に広がっていく。メロン並みに甘く感じる果汁が、疲れた体を癒していく・・・・

一つ二つと気が付いたら食べていた。

・・・・・いかんいかん。食べ過ぎたらお腹下しそうだし、何個か収穫していこう。・・・ここでお腹下して、又、ウサギやゴブリンに襲われたら、大変だ・・・・でも、美味しい・・・・もうちょっと食べたい・・・・・

誘惑に駆られながら、林檎を麻袋いっぱいに詰めていく。・・・この場所覚えておこう。また、取りにこよう♪・・・・


林檎をリュックに詰めようとしたら、お昼用に持ってきたおにぎりがあった・・・・すっかり、林檎に夢中で、おにぎり忘れていたよ・・・・捨てるのは勿体ないし。ここで食べるか。周りから小枝とか集めて、焚火を熾していく。甘い香りと焚火の温かさで寛ぎながら、おにぎりをほおばっていく。

水筒の水を飲み、デザートに林檎を一つもぎ取り食べて、休んでいると、

【レベルが上がりました】といくつかアナウンス表示が出てきた。

なんで今頃?ウサギでも無く、収穫でも無く、食後に?


経験値の溜まり方が変だよな?林檎を手に取りもう一度『鑑定』すると、

名称:黄金林檎

状態:飲食可(採取後、2日で飲食不可)

効果:経験値増加(一定数飲食するとレベルアップ未満の経験値に補正有)


チートな林檎だった。『鑑定』の効果も増えているし、レベルも上がったし、いいことづくめだな。

おっと、取った林檎は、すぐにダメになるから家に持って帰って食べよう。ウサギもどうにかして捌かなきゃ行けないし、帰りますか・・・・家から遠くないとこにこんなチート林檎有って良かった良かった♪

足取りも軽く、家に向かって帰るのだった。






・・・・・ウサギどうしよ。捌けるの?やったこと無いよ。

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