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異世界と融合した世界で生きていこう  作者: KAI


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18/29

駅まで行こう

駅まで15分のはずが・・・・

食材系も見つけたので、今日はもう少し先の方を見てこようか・・・・


朝の修練も終えて、ご飯を作り、食べ終えてからこれから最寄り駅のあった場所まで行ってみようかと考えていた。

未だ森になっている自宅周辺を歩くだけでも大変だけど・・・・


見つけたポーションの材料を見ていると、何となく作れるような気がしてきた・・・

試しに作ってみたが、10株合ったうち2つしかポーションが作れなかった・・・・

『収納』にしまって、持っていこう。


他のものは、『収納』に入れればいいんだけど、探検気分の雰囲気作りの為、何を持っていくか考え、水筒やお昼用に調理キットをリュックに詰めていく。



家を出て東の方向に進んでいく。森になる前は、駅まで15分で行けたのに・・・




途中途中で、黒い木を伐り倒し、『収納』に収めてストックを増やしていく。武器作りにもいいし、建物の柱にも使えるし・・・・


駅までの半分ぐらいの距離を進んだけど、狼やオークとの遭遇率が高くなってきた。

倒せるには倒せるが、連戦はちょっとづつ体力を奪われてくる。また、狼の群れが襲ってきた。それに、少しづつだけど、狼たちの連携が取れているような?・・・・



遭遇する魔物たちを倒しては、休憩し、黒い木を伐っては、休憩しと家から全然離れていないけど・・・

体感で半分を超えたあたりでお昼時になっていたけど、そのまま進んでいく。


駅へ行く途中に中学校があったはずだが、そこまで進んで、お昼ごはんにしよう・・・

学校のあった跡地は、他の処と同じで、魔物の巣になっていた。


狼が群れでいる。100匹以上の群れが見える範囲にいる。一匹一匹は、今じゃ楽に倒せるが、連携取られると厄介だな。



少し魔法で数を減らしていくか。


魔法も練習しているおかげか、範囲魔法と呼べそうな規模まで操れるようになってきた。先制攻撃になるようなものは、氷系の魔法か火の魔法だけど、木が燃えて大火事になったら大変なので、練習あまりしていないんだよな。


『アイスニードル』を乱れ撃つか少し悩んだけど、『アブソリュート(小)』を使ってみるか。


アブソリュート(小):指定の半径50m以内の空気を一気に低下させ、範囲内のものの動きを低下させる。但し、凍り付かせるまではいかない。


効果の通り、範囲内の狼たちは寒さにより動きが悪くなっていた。只、毛皮のおかげか動きが悪くなったとは言っても完全に動きを止める程までの威力になっていなかった。

ゴブリン相手だと足止めできたのに・・・・オークも大分動き遅くなったけど、やっぱり毛皮と寒さ耐性が高いせいで、思ったよりも威力が出ていないみたいだ。


動きを制限した狼を狩り、収納に収め、移動しを繰り返し行い、殲滅していく。レベルも上がっているのか、少しづつ狼の足止めする威力も上がってきた。南側から殲滅を行い北側に少しづつ進んでいく。半分過ぎた辺りから今までの狼よりも体格のいい狼が混じってきた。『アブソリュート(小)』と『アイスニードル』を連発しても動きが止められず、近くに寄ってくるのを、木刀で叩き骨を折っていく。


後3分の1辺りまで来たところで、体格のいい狼ばかりになってきた。魔法を連発して、動きを制限しているが、それでも周りを囲まれると対処しづらくなってきた。


避けている途中で、木の根に足を取られ一瞬動きが鈍ったところに狼の爪が迫ってきた。左腕に裂傷が走り、血が流れていく。血の匂いを嗅いだせいか、狼たちがより一層襲い掛かってくる。腕の痛みを堪えて近くに迫った狼の首の骨を折り、大木を背にして後ろから襲われない様にし、左腕の治療を行う。


ポーションの材料の草を見つけたおかげで、あの後作れるようになったが、まだ量産出来る程でもなく、初めて成功した1本を使って、左腕に掛ける。一瞬激痛がしたが、傷は塞がったようで、何とか動かせるようになった。


見える範囲の狼に向かって、『アイスアロー』を放ち、一気に駆け出す。避けられた個体に向かい、木刀を振るう。上下からの攻撃に避けられず、一匹を仕留め、流れる様に左右に振り回し、2体程仕留める。狼たちが、少し包囲を広げたので、近くの木を背にして、息を整える。


狼たちが遠吠えをして、仲間を呼ぼうとしているが、止めることも出来ずにいた。それでもと思いながら、『アブソリュート』の準備の為、魔力を練り上げていく。周りが少しづつ、氷始め、氷の結晶が辺りに舞い始めた・・・・


自分の正面にいた狼たちが左右に分かれ始め、その奥から一回り以上体格の大きい狼が出て来た。群れのボスらしき狼もきたので、残りの魔力で『アブソリュート』を放つ。自分の周りを一気に凍らせていき、狼たちも凍っていく。ボスらしき狼は、耐えきって飛び掛かってくる。


最後の気力を振り絞ってボス狼との一騎打ちを行う。爪を避け、噛みつきを辛うじて躱し、木刀を振るうが、ボス狼も避ける。数度繰り返し、一進一退の攻防を繰り広げる。ボス狼が飛び掛かってくる気配を感じ、木刀を一気に突き出す。ボス狼の口に手を突っ込むような形で、喉の奥に木刀が刺さり、突き抜けた。


「はぁ。はぁ。何とか倒せた・・・・」


倒れそうになるほどの脱力感が襲うが、何とか堪え、息を整え辺りを警戒する。

取り巻きの狼も死んでいるのか、動きもない。





1時間ぐらいかけて、一応、凍り付いた狼の首も折り、回収していく。

全て回収し終えたことに安堵して、長めの休憩を取る。


火を熾し、スープを鍋で温め休憩し、体を休める。狼の群れも倒し、大分レベルも上がったようだ。『アブソリュート』もレベルアップし、自分の周りも凍らせて行ける威力になっている。


駅まであと少しの処なので、もう少し頑張っていこう。


火を消して、鍋や食器を収納し、駅に向かって歩いていく。




駅前のスーパーと高層マンション一体の場所は、見たことも無いほどの大木になっていた。

圧巻の光景に暫くたたずみ、大木を見上げる。


時間を忘れ、大木を眺めていたが、大木の陰に高架の線路が見えた。

程なくして、駅に着いたが、大分崩れていた。建物自体は、少し残っているが、木に浸食され、中には入れそうもなかった。高架の線路も大木に貫かれて、崩れている場所もあった。少し見回ったが、入れそうな場所もなく、周りのビルも崩れ落ちていて、大木が突き出していた。


駅前のロータリーがあった場所に行ってみると、ここは、木が生えておらず、平らな土地になっていた。






ほぼ一日がかりでたどり着いた・・・・


生存者見つけるまで行けなかった・・・・

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