調味料を求めて・・・
他の調味料無いかな・・・見つかるかな
昨日、塩は出来た・・・・他の調味料も欲しい・・・・
味噌や醤油は、大豆が見つからないとだし、ワサビなんかこの辺にあるのか?清流じゃないと育たないらしいし・・・
大根やトマト、きゅうり、なすが生えていた場所があるから探せばでてくるのか?
野菜が取れた場所ら辺をもう一度探索してみるか・・・
外に出かける準備をして、アイアンウッドの木刀を下げて東門から北側へ進んでいく。
『鑑定』で草木を鑑定しながら進み、途中で狼の群れに出くわす。
最近、狩りをあまりしていなかったが、何とかなるもんだ。暇な時間に剣の修練もしてるし、ステータスのおかげで狼の動きも追えるし。
狼から魔石を取り出し、血抜きをしている間、内臓の類も袋に入れ『収納』のスキルで仕舞っておく。確かオークだけじゃなくて、狼でもウサギでも内臓やいらない部位も数が揃えば塩に合成できたし・・・
野菜を見つけた場所までは、最初に比べれば全然早い時間で着くことが出来た。野菜も少し収穫し、一息付く。水筒に入れた紅茶を飲み少し休憩する。
ここに来るまで、食べられそうな草木は見つからなかったな。それじゃ、もう少し北側から見てみようか・・・
100m位北側の位置まで来たが、開けている場所も食べられそうな草木も見つからない。西側に行ってみるか?東側に行ってみるか?少し悩み西側に行ってみる。西側も100m位進んだだけじゃ見つからない。もう少し行ってみるか。辺りを『鑑定』しながら進み300m位進んだところで、少し開けている場所があった。そちらに近づいてみると、開けた場所に何か植物が群生している。
ネギだった。
ネギかと思いつつ、少しばかり収穫させてもらっていると、周りから何かが走り回る音がする。視界に移らないが、何かが動き回っている。音が止んだ瞬間、森の中から、白くて大きいものが飛び出て来た。
「コケェェェェェェェェェェ!!!」
鴨じゃなく、鶏が出て来た・・・・
鶏だがサイズが明らかに違う。2~3m位ありそうな筋骨隆々の鶏が出て来た。鶏冠があるので、雄鶏みたいだ。
少し呆然と鶏を見つめていると、鶏は、頭を下げて突進してきた。
好戦的な鶏だな・・・そう思いながら、鶏の首に木刀を振るうが、当たる瞬間、跳躍し、躱していた。距離が少し離れたが、鶏は、殺気立った表情?でこちらを見て、再度、頭を下げて、突進の態勢になった。
こちらも木刀を構え相対する。この鶏、強者のオーラみたいなものまで見える。
幾度となく、突進を躱し、木刀を当てても怯むことなく、嘴や足の爪で反撃してくる・・・
どうするか・・・
木刀を下段に構え半身を下げ、足に狙いを付ける。羽毛の無い固そうな部分だが、機動力を奪わないと、こっちが嘴や爪で突き刺されかねない・・・・
取り合えず片足を狙う。アッパー気味に振り上げた木刀が当たり、固い金属音のような響きが周囲に響き渡る。折れてはいないが、相当なダメージが入ったらしく、先程までの軽快な動きが出来なくなった。
一転集中で、ダメージを入れた足に何度か木刀を叩き込み片足を完全に破壊する。
横出しになっても、攻撃の意思は折れず、もがきながらも反撃しようとする。首元へ木刀を叩き込み、首の骨を折ることに成功した。
単体でこれだと群れていたら勝ち目がない。魔法を使う余裕もなかったし。久々の強敵だった。
『レベルが上がりました』
ポップアップに表示が出て来た。『鑑定』で見てみると名前は意外と可愛い。
名称:コッコ
種族:コッコ(武闘派)
Lv:50
好物:ネギ
食用可能
いや、武闘派って何?頭脳派とかもいるの?
ひとりで突っ込みを入れながら、何とか倒したコッコを収納に入れる。
群れに遭遇するのはゴメンとばかりに撤収する。
来た道を戻り、分岐点まで戻ってくる。急な戦闘で大分消耗したが、東側に進んでいく。
周囲の警戒をしつつ、鑑定し、草木を調べていく。やはり、食べられそうな草木は、見つからない。
開けた場所じゃないと見つからないのか?なんか法則でもあるのか?
東側も同じぐらい進んだ距離にまた開けた場所があった。
草が生えている?何の植物だ?『鑑定』で見てみると、からし菜と大豆だった。
ラッキーと思いながら少しばかり採取させてもらう。上手に育てられたら、味噌や醤油、納豆なんかも出来るかな?
ところで、からしってどういう風に作るんだろうか?『鑑定』でよく見てみるが、わからない。
草や、茎も食べられるらしい。葉っぱや茎も辛みがあるらしいが・・・・取り合えず戻ったときにオーク肉とかと炒めてみるか。
塩味以外のものも久しぶりだな。ストックしてあった調味料もほとんどなくなってきてしまったし。最近、塩以外使わない様にしてるし。
他には無いかと探してみるが、やっぱり無いな。
遠くの方から、地響きみたいなものが聞こえる。なんだ?と思っていると、茶色いデカいものが突っ込んできた。運動能力をフルに使っても躱すのが、精一杯の早さだった・・・軽トラックみたいなデカさの猪だ・・・・
一旦、通り抜けた茶色い物体は、ゆっくりと戻ってきたが、開けた場所との境目に立ち、こちらに突進しようと前足で土を掻いていた。
躱すのが、精一杯の奴とまともに戦えない・・・・どうしようかと、アニメの知識をフル稼働させていたが、奴が突進してくる。何度か躱したが、諦める様子はなく、何度目かの突進をしようとしてくる。
コッコとの戦闘の疲労もあり、徐々に躱すことが、難しくなってくる。
荒い呼吸を整えようとしていると奴の突進が来る。今度は、躱しきれず足に痛みが生じた。軽トラック並みの巨体に少し触れただけで、もげるかと思うほどの衝撃を食らった。付いているよね、足?
足は、付いていたが、骨折でもしたのか今まで経験した事の無い痛みが襲ってきた。足の感覚は無く、立つことすら難しい。痛みでのたうち回りたいが、そんなことをしていたら、今度は命まで、失いかねない・・・・必死に痛みを堪え、奴の動きを見る。
奴は、獲物をもう仕留められる状況で、余裕を持ってこちらを見ている。
何とかしないと・・・冷や汗をにじませながら、どうしようかと考えていると、ふと前に見た何かのアニメで、足元を凍らせて、滑らせ倒していたな・・・・出来るだろうか・・・・・
ネギとからし菜、大豆ゲットだけど・・・・
広場と食べ物、魔物はセット?




