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俺だけのオリジナルスキル10と1/10の世界 ~転生したので異世界生活を満喫します~  作者: 月詠 神路
第3章 ダンジョン

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第22話 宿屋 森の木漏れ日


 次の翌朝、俺はカザトさんに相談する。


「カザトさん、話があります」

「改まって、どうかしましたか?」


 俺が真剣な顔で話すので、カザトさんは空気を察する。


「実は明日からここを出て、一人で暮らそうと考えています」

「そうですか、何となくそんな気がしていました」


「お父様、ノワールさんはここに来て未だ一週間と経っていません。私は未だ早すぎると思います」


 ソアラちゃんは、俺が出ていくことを止めようとしている。


「ソアラ、ノワールさんを止めることはできません。なぜなら、既にノワールさんは冒険者として独り立ちしています」


 なんと!! シェリーさんが制止した。


「そうですが……」


「良いですかソアラ。ノワールさんはその内にこの町さえも出て行くでしょう。それは誰にも止められません。貴方ができることは、ノワールさんがここへ帰って来たいと思うような女性になることです」

「お母様、わかりました。私はきっとノワールさんを振り向かせる良い女性になってみせます」

「その意気ですよ」


 がっちりと手を取り合うソアラちゃんとシェリーさん、何だか勝手に二人で盛り上がっているな。


 俺はそんな二人を置いて、スキル隠密を発動させ、この場から離脱した。





 さてと、冒険者ギルドへ行こう。


「シャルアさん、今日はお願いがあって」

「はい、何でも言ってください」


 シャルアさんは笑顔で答えてくれた。


「実は、カザトさんの所を出て一人暮らしをするので、冒険者用の良い宿を紹介してください」

「それなら私の所で一緒に住みましょうか? ノワールさんの面倒は、全て私がお世話しますよ」

「無理だ!!」

「ふふふ、冗談よ」


 シャルアさんは笑っているが、目が笑ってないよ……

 

「そうね、ノワールさんなら隠れ屋的な宿で、森の木漏れ日って言う宿がお勧めね。料理は美味しい、部屋も清潔で過ごしやすいわよ」

「ありがとう、行ってみます。あっ、それから薬草採取と討伐のクエストを受けますのでお願いします」

「はい、わかりました」





 俺はシャルアさんに教えてもらった宿に向い中へ入る。


「すみません、この宿に泊まりたいのですが……」

「あいよ、あんた冒険者かい? 宿代は朝夕食付きで一日銀貨5枚だよ」


 恰幅の良い女性がカウンター越しに対応したが、まさに肝っ玉かあちゃんって感じだ。


「女将さん、それなら6か月分で頼む」


 俺は金貨9枚を渡した。


「いいね、あんた気に入ったよ。金払いの良い冒険者は大歓迎だよ。おーい、ルカ。お客さんを部屋に案内してやっておくれ」


 ルカちゃんは猫耳の獣人で、なんとも尻尾が可愛らしくて良い。


「お客さん、お名前は?」

「ノワールだ」

「ノワールさんね。私はルカよ。よろしく。部屋中はベッドと机とトイレにシャワー室もあるよ。長期に出かけるときは、必ずカギを預けていってね」


 惜しい。ここは、語尾を敢えて『ニャー』って言ってほしかったな。どうも、異世界漫画と現実は違うらしくて残念だ。


 俺はルカちゃんに銀貨1枚のチップを渡す。


「これから世話になるがよろしく」

「ありがとう、何か御用があれば呼んでくださいね」


 尻尾をフリフリさせながら、上機嫌で部屋から出て行くルカちゃんであった。




 さてと、拠点も決まったことだし、今日はさっき受けたクエストで薬草採取と討伐をやろう。取り敢えず街道沿いに出て、俺はマッピングと鑑定を使って薬草採取と魔獣を探す。


 クエストの内容は具体的には書かれていなく、薬草や魔獣の種類も決められてなく、出来高払いのようなクエストだ。


 こんな時はマッピングと鑑定は最強である。広域サーチと鑑定の組み合わせで、薬草や魔獣の位置が全てわかるので、見つけることが非常に簡単だ。


 さてと、今日の成果はこんな感じだ。


 ウルフ3匹、ボア3匹、ゴブリン2匹


 いやし草30本、薬膳茸8本、月下草6本、毒消し草17本


 う――ん、初めてなので多いのか少ないのかわからいな。


 まぁ、ギルドに持っていけばわかるでしょっと、簡単に考えていたのが間違いでした……



「シャルアさん、良い宿を紹介してくれてありがとう。それに、今日のクエスト分を受け取ってください」

「はい、では、こちらの受け取りカウンターまでどうぞ」


 俺は収納袋をダミー代わりにしてアイテムボックスから薬草と魔獣を取り出す。

 

 次々と魔獣と薬草を取り出す俺を見て、シャルアさんの顔色が変わる。


「ちょっと、待ってください。量が多いので一度整理しますね。あと、どれくらいあるのですか?」


 多すぎたか? 不味いな。


「これで全部だ」

「そうですよね。それ以上にあったら絶対変ですからね!!」


 何故か半ギレ状態のシャルアさん、きっと報酬を計算するのが大変なのだろう。


 さっきから紙に書いて一所懸命に計算している。


 う――ん、俺から見れば暗算レベルなのだが、この世界では魔法がある分、化学や数学等の理系は遅れているようだ。


 実際、小学生レベルの計算にシャルアさんが懸命に計算している。


「はい、報酬は大銀貨3、銀貨8枚です」


 ここは合っている間違っていると言うことは無しにして、素直に受け取ろう。


「どうも」


 前世の日本だと3万8千円か。一日の稼ぎとしては十分だ。




 俺は宿に戻るとルカちゃんが尻をフリフリして言う。


「ノワールさん、お帰りなさい。夕食の準備ができているのでいつでも食べに来てね」

「ああ、わかった」


 少し部屋で休憩した後に夕食を食べたが、これが凄く美味かった。なんと言うか、味付けが俺好みで最高だ。


 その後一週間、俺は薬草採取と討伐のクエストを繰り返し受けた。当然、初日の経験を活かして半分までに量を減らした。そうしないと、量が多すぎると計算に苦労するシャルアさんが、またキレてしまうかもしれないからだ。


 さて、久しぶりにレベルを確認してみる。


 レベルは32に上がっており、強さはCランク相当になっていた。



 第一  魔法戦士   レベル 32

 第二  戦士     レベル 32

 第三  狩人     レベル 32


 スキル

 鑑定、マッピング、全言語理解、アイテムボックス、ステータス隠蔽

 剣技C(連撃、重撃、真空刃)、拳技C(連撃、重撃、真空刃)

 弓技C(乱れ撃ち、一点集中、砲射)

 全属性攻撃魔法C、回復魔法C

 挑発C、身体強化C、ためるC、気功回復C、集中C、隠密C、威圧C

 気配察知A、調理C、裁縫D、木工D、痛覚耐性A、恐怖耐性A、再生A

 MP再生A、限界突破、根性、状態異常耐性、全属性耐性

 無詠唱、多重詠唱、複合魔法、魔力操作、魔法消費半減

 マジックキャンセラー



 ここからは、ウルフ、ボア、ゴブリンだとレベルが上がらなくなってきたぞ。


 そろそろダンジョンでレベル上げしてみるか。

もしよろしければブックマークへの登録、評価をよろしくお願いします。


評価は下にある『☆☆☆☆☆』より押すことで可能です。


簡単ですので、面白くなければ☆1、面白ければ☆5等を是非とも

よろしくお願いします。


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― 新着の感想 ―
[気になる点] >さてと、拠点も決まったことだし、今日はさっき受けたクエストで薬草採取と討伐をやろう。 ギルドでは宿紹介してもらっただけだったような。 >当然ギルドに受け取りをお願いました物は半分ま…
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