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第三皇女の約束  作者: トカゲ


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第101章 決め直す


朝。

目を開ける。

天井。

いつもの。

少し。

安心する。

昨日も。

見た。

帰ってきて。

眠った。

身体を。

動かす。

足。

重い。

肩。

少し。

背中。

大丈夫。

昨日より。

疲れている。

違う。

昨日は。

帰ってきたばかり。

今は。

眠ったあと。

だから。

比べるなら。

昨日の朝。

分からない。

無理に。

比べなくていい。

今日は。

今日。

起きる。

⸻

朝食。

ヴィオラ。

いる。

アルベルトも。

カイル。

ノア。

いつもの。

少し。

変。

三日。

いなかった。

二泊。

予定より。

一泊。

多かった。

でも。

ここは。

同じ。

席。

皿。

パン。

スープ。

ノア。

「今日も土産ない?」

見る。

「……昨日。聞いた」

「確認」

「ない」

「知ってる」

なら。

やっぱり。

聞かなくていい。

カイルが。

笑っている。

ミーナも。

少し。

いつもの。

戻ってきた。

⸻

「今日はどうする?」

ヴィオラ。

考える。

故郷。

行く日。

決め直す。

でも。

その前。

先生。

「……診てもらう」

「その後は?」

身体。

重い。

「……休む」

すぐ。

言えた。

ヴィオラが。

頷く。

「うん」

それだけ。

⸻

先生。

昼前。

来た。

昨日も。

診てもらった。

今日も。

足。

肩。

背中。

脈。

呼吸。

先生の。

手。

いつもの。

「疲れは残ってるね」

「はい」

「昨日より悪くなった感じは?」

考える。

「……ないです」

「痛いところは?」

「ない」

「食べられた?」

「はい」

「眠れた?」

「はい」

先生が。

頷く。

「じゃあ、ちゃんと休めば戻りそう」

戻る。

身体が。

「……何日?」

聞く。

先生。

少し。

笑う。

「それを今決めたい?」

故郷。

行く日。

決めたい。

でも。

前。

五日後。

決めた。

それから。

模擬旅。

二泊。

帰った。

身体。

まだ。

疲れている。

「……決めたい」

正直。

言う。

少し。

間。

「でも。今日じゃなくても。いい」

先生の。

笑い方が。

少し。

変わる。

「じゃあ、そうしよう」

「……何を?」

「今日は決めない」

あ。

簡単。

⸻

「身体が戻ったら、また考えよう」

先生。

「明日?」

「明日戻ってたらね」

「戻ってなかったら?」

「明後日」

「明後日も?」

「その次」

分かる。

日。

先に。

決めない。

身体を。

見て。

決める。

「故郷は逃げないよ」

先生が。

言う。

少し。

胸。

固くなる。

逃げない。

故郷。

ある。

でも。

今も。

前と。

同じなのか。

まだ。

知らない。

「……はい」

⸻

午後。

休む。

本当に。

何もしない。

庭にも。

行かない。

部屋。

ベッド。

窓。

外。

木。

あの木。

前は。

そこまで行くことが。

目標だった。

昨日。

馬車で。

通り過ぎた。

今日は。

行かない。

できるけど。

行かない。

何度も。

同じ。

でも。

前より。

簡単。

⸻

眠る。

起きる。

夕方。

身体。

少し。

軽い。

でも。

故郷へ行けるか。

今。

考えない。

今日。

休む日。

それだけ。

⸻

次の日。

朝。

足。

昨日より。

軽い。

肩。

大丈夫。

庭。

少しだけ。

歩く。

木まで。

行かない。

途中で。

戻る。

疲れたから。

では。

ない。

今日は。

確認だけ。

⸻

先生。

また。

来る。

「どう?」

「昨日より。軽い」

「歩いた?」

「少し」

「疲れた?」

「そんなに」

診察。

「かなり戻ってるね」

かなり。

全部では。

ない。

「明日には?」

聞きそうになる。

止める。

違う。

明日。

見ればいい。

先生が。

見ている。

「……明日。また。見ます」

「うん」

少し。

嬉しそう。

何で。

分からない。

⸻

その次の朝。

目を開ける。

身体。

軽い。

足。

軽い。

肩。

大丈夫。

背中。

大丈夫。

起きる。

歩く。

部屋。

廊下。

階段。

大丈夫。

朝食。

食べる。

大丈夫。

違う。

また。

考える。

疲れていない。

痛くない。

食べられる。

眠れた。

行きたい。

全部。

ある。

⸻

先生。

診察。

終わる。

「どう思う?」

また。

私に。

返す。

身体。

見る。

模擬旅の前。

思い出す。

同じ。

では。

ない。

一度。

行って。

二泊して。

帰ってきた。

その身体。

今。

戻った。

「……行けると。思います」

「私もそう思う」

少し。

息を。

吐く。

「じゃあ」

先生。

「今度は日を決めようか」

はい。

言おうとして。

止まる。

怖い。

少し。

故郷。

本当に。

行く。

模擬では。

ない。

途中で。

戻るための旅でも。

ない。

そこへ。

行く。

知らない。

あの日のあと。

何が。

あったのか。

今。

どうなっているのか。

まだ。

分からない。

だから。

行きたい。

自分の目で。

確かめたい。

⸻

午後。

アルベルトの。

部屋。

ヴィオラ。

先生。

私。

前にも。

ここで。

日を。

決めた。

「身体は問題ない」

先生。

「ただし、模擬旅と同じ。日程は余裕を持つこと」

アルベルト。

頷く。

「当然だ」

「往路は?」

「五日を基本にする。必要なら六日、七日」

前にも。

聞いた。

でも。

今は。

意味が。

少し。

違う。

五日。

数字では。

ない。

途中で。

止まれる日数。

「帰路も同様だ」

アルベルト。

帰路。

ある。

故郷へ。

行って。

帰る。

「現地では?」

ヴィオラ。

「日数を決めない」

見る。

アルベルト。

「……決めない?」

「着いてみなければ分からない」

そう。

分からない。

私が。

どのくらい。

いられるか。

何を。

見られるか。

「一日で戻りたければ戻る」

アルベルト。

「何日かいたければ、それでもいい」

「……いいの?」

「お前が行く旅だ」

前にも。

聞いた。

同じ。

でも。

今度は。

本番。

⸻

「いつにする?」

ヴィオラ。

日。

考える。

明日。

行ける。

たぶん。

でも。

準備。

身体。

今日。

戻った。

明日。

すぐ。

行く必要。

ない。

二日後。

少し。

早い。

三日後。

考える。

怖い。

楽しみ。

違う。

楽しみ。

なのか。

分からない。

行きたい。

それは。

分かる。

「……三日後」

言う。

アルベルト。

「分かった」

先生。

「明日の朝と、出発日の朝に診るね」

「はい」

ヴィオラ。

「じゃあ準備は明日から」

「はい」

決まった。

今度は。

五日後では。

ない。

三日後。

でも。

前と。

違う。

日を。

守るためでは。

ない。

身体が。

戻ったから。

行くと。

決めた。

⸻

部屋。

夜。

ベッド。

天井。

いつもの。

三日後。

ここを。

出る。

故郷へ。

知っている場所。

違う。

知っていた場所。

今は。

どうなっているのか。

知らない。

名前は。

覚えている。

道も。

建物も。

少しは。

覚えている。

でも。

今も。

同じなのか。

分からない。

誰に。

会えるだろう。

何が。

見られるだろう。

考える。

少し。

胸が。

痛い。

まだ。

何も。

見ていないのに。

⸻

目を。

閉じる。

怖い。

それで。

いい。

怖くなくなるまで。

待つ。

では。

ない。

怖いと。

言える。

止まれる。

帰れる。

知っている。

だから。

行く。

三日後。

たぶん。

では。

ない。

行く。

でも。

そこで。

何を。

思うかは。

まだ。

分からない。

それは。

たぶんのままで。

いい。


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