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異世界転生してスローライフ  作者: 白亜ネル
6/202

迷宮入り

とりあえず、下書きの完了している分は続けて投稿しようと思います。


いよいよ迷宮入りか。若干の恐怖心と好奇心が入り混じった久々の感情に胸を躍らせながら、金属製の扉に手をかけた


扉の先は小さな旅館のエントランスといった感じだった。

左右には雑貨屋と武器防具屋、ギルドの窓口があり、中央には下へ降りる階段が見える。

「ギルドカードを拝見します」

駅員のような口調でギルドカードの提出を求められる。

提出に応じると、

「冒険者の方で来たら、この付近に帰還用マーカーをセットしておくと、不慮の事故に備えられますよ」と教えてくれた。

確か受付嬢も同じことを言ってたなと思いだし、帰還用マーカーセット、と頭の中で念じると帰還用マーカーはアクティブです。帰還の指示でマーカー地点へ転送されます。マーカーはあと3か所設定可能です

とログに流れるのが確認できた。

「マーカーをセットしておいたよ。ありがとう」

そう伝え、俺は初めての迷宮をと入っていった。


どうやら迷宮とは言っても、PRGのような洞窟ではないらしい、高さは3メートルほど、横幅は3メートル弱、壁に苔こそ生えているが、足元に埋め込まれた光る板のおかげで暗闇に迷うことはない。

少し歩くと分かれ道があった。鷹の目で左右の道を確認すると、右は魔物が多く、左は魔物がおらず、先行者がいるらしい。

せっかくの初迷宮なので魔物が多いが右へ行くことにした。


分かれ道を右へ行くと、オレンジ色のスライムのような敵が5匹ほど見えた。

とりあえず鷹の目で確認すると

スライム

攻撃力耐久ともに低いが火属性魔法を扱うことができる

とのことだった。

オレンジ色の分際で一番雑魚らしい。某RPGでは一応スライムの強化版なのだが気にしたら負けだろう。

数が多いがこっちにはUSPがある。遠距離から戦闘し仕掛けることにした。

パン パン パン 

と迷宮内に乾いた発砲音が響く

どうやらスライムは2か3発程度で倒れるようだ。

調子よく発砲しているとカチ、カチと金属をこするような音が聞こえる。

どうやら弾切れらしい。魔法の世界なんだから残弾無限にしてほしいところだが、案外きっちりしているようだ。

13発で弾切れを起こした。発砲数からやはり12+1の45口径弾だと判明した。

マグチェンジを行い、空の弾倉をマグポーチへ入る。サバイバルゲームをやっててよかったと実感した瞬間だった

残ったスライムも始末する。

最後の一匹になったとき、危険予知スキルが反応する。その数秒後スライムが火炎球をこちらに打ち出してきた。

右に回避したことで直撃はなかったが左手に若干熱が残っているような気がする。

残った一匹も射殺し戦闘を終える。スライムがいた場所にはオレンジ色の立方体が落ちているのに気が付いた。

鷹の目で確認すると、スライムシードというアイテムらしい。

スライムが比較的高確率でドロップするアイテムで料理に使用するらしい。

あんなプヨプヨした敵の落とすアイテムを料理にはしたくないが、郷に入っては郷に従えともいうし、一応回収しておいた。

しかし、今回の戦闘でUSPの予備弾倉がなくなってしまった。薬莢を回収しマグポーチからからの弾倉を取り出そうとしたとき、違和感があった。

ついさっきの戦闘で空のマガジンを突っ込んだはずなのに、マグポーチには装填済みのマガジンが入っていた。何かの間違いだろうとマグポーチを漁るが、ひっくり返しても手を入れても、装填済みマガジン1本しか出てこない。

もしかして...と思い、壁に向かって全段発砲し弾倉を空にする。

空になったマガジンをマグポーチへ入れ、再び取り出すと、やはり装填済みのマガジンになっていた。

次回も続けて投稿します。

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[良い点] テンポ感 [気になる点] 一つ目の町に来てすぐ地下迷宮って拙速すぎる気がします。地下迷宮に行かなければいけない動機づけや、主人公が地下迷宮が好きでしょうがないみたいななにかがなければ、つい…
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