謎の少女
今回謎の少女の登場です
森の中、見えない町と言えば、異世界転生物ではアレしかありませんよね
日が落ちて月が出始めている中、現在はルナが魔力の供給と操縦を行っている
俺ばかりにやらせていては奴隷として恥であるとか何とか、まぁ、せっかくの申し出なのでお願いして俺は少し横になって休んでいる。
「ご主人様、前に何かいるよ」
声をかけたのはリサだった。
俺の目でもスキルでも補足できないほど遠いが、何かが居るらしい
「何かわかるか?」
「わかんない、でも、モンスターは分かる3匹いるよ。もう一つ何かあるけど、何なのかわかんない」
「モンスターは何か分かる」
「ダークドラゴンが1匹と、魔法職が2匹、魔法職のモンスターはまだ見たことないからわかんない」
「ルナ、俺が変わるよ」
ルナと操縦を交代し、一気に魔力を注ぐ。
今までゆっくり移動していた馬車が、急速にスピードを挙げる。
見えた。
スキルでも補足できる位置に来た。
モンスターはダークドラゴンと、スペルマッシャーが2匹だ
リサの言う魔法職とはスペルマッシャーのことだろう。
もう一つ確かに反応があるが、スキルでは補足できない。ジャマーのようなものが働き正体を把握できないのだ。
「このままあのモンスターと戦闘に入る武器を持て」
皆が武器を持ったことを確認し、馬車を加速させる、モンスターから少し離れた位置に馬車を止め、ダークドラゴンをコンビクションで黙らせる。
コンビクションを5発使ってダークドラゴンを沈黙させ、武器をマチェーテに切り替える。
「リサ、俺と右の敵を、それ以外で左をやれ」
俺の指示でみんなが散開し、スペルマッシャーに対処する。
スペルマッシャーは上半身ムキムキの4足歩行する悪魔のような生物だ。
スペルマッシャーは魔法を無力化する結界を張り、尚且つ物理軽減の結界を張るというチートじみたモンスターだった。
「ご主人様、こいつ攻撃が聞いてないよ」
「ダイジョブ任せとけって」
俺はマチェーテにマジックブレイクの魔法を流し込む。
魔法を流し込んだマチェーテで何度も同じ場所を切り裂く。
結界は以前サモンプリーストで経験した通り、何度も同じ個所に攻撃を受けると飽和し結界全体が出現する
全体をさらした結界はとてももろい。全体像が見えた結界に改めてマジックブレイクを放ち結界自体を消滅させる。
結界が無ければ、リサの相手ではない。スペルマッシャーは見事に粉砕された。
もう一方のスペルマッシャーはと言うと
「ウリャーーー」
サーシャが咆哮を上げ、スペルマッシャーを結界ごと真っ二つにした
もちろん、そんな荒業にハルバードが耐えられるわけもなく、先端は見事に砕け、柄の部分もひしゃげてしまっている。
一番先に作る武器はサーシャの槍だな、と思った瞬間だった。
「あ、あの。助けていただきありがとうございました」
モンスターに襲われていたのは小さな少女だった、スキルで把握できないが歳は13か14くらいだろう。
「こんな時間に町から離れていたら危ないよ」
「いえ、町はすぐそばにあります、町に帰る時に運悪く瘴気溜まりのそばを通ってしまったんです」
少女はそういうが周りを見ても森ばかり、町なんか一切見えない
今日はもう遅いですし、私の町へ来ていただけませんか、お礼もさせていただきたいですし」
断る理由もないので少女に付いていくことにした
次回、異世界転生物にはほぼ必須の要素がやっと登場です




