決闘
今回は決闘パートです
長らく使われてなかった剣術スキルが役立ちます
「一つだけ警告しておいてやるよ、俺はマリク=サヴィーニャ男爵。名門貴族だ。その俺との決闘を受諾するということがどういうことを意味するか教えてやる」
家名や爵位と剣の腕は関係ない気がするが、まぁ、ほっておく
「俺は魔銃を使う銃術士なわけだが、剣を使ったほうがいいのかな」
「構わない、どちらにせよ、俺が勝つ、結果は変わらない」
決闘で相手を殺してしまっても罪に問われない、ただそのためには、貴族による仲介が必要なのだ
「誰か、貴族を呼んできてくれないか」
ギルドの受付嬢にそうお願いすると受付嬢はすぐに走っていった。
数分して、腰に剣を下げたいかにもな人がやってきた。
「私はフランカ=エルマー子爵です。この決闘の仲介をさせていただく。この決闘はフランカ=エルマーの名のもとに公平かつ、適切に行われることを宣言する。互いにこの決闘で発生した問題については相手に賠償を求めぬこと。良いな」
「構わないぜ」
「問題ない」
「では、互いに武器を取れ、はじめ!!」
エルマー子爵の合図でマリクが接近する。
剣を抜くのも面倒なので、ドッジエスケープを使い銃のスライド部で受ける
「なに!?」
まぁ、普通の人なら驚くよね
俺普通じゃないからあれだけどさ
スライドをかすめた剣が空を切る
その瞬間銃のグリップでマリク腹部をぶん殴る
その瞬間、銃術スキルが解放された。
銃術って銃で格闘することがトリガーだったのか...
銃術のおかげか、銃の取り回しが軽いような気がする。
流石にルカからもらった銃でボカスカ殴り続けるわけにもいかないので、リサから借りた、マチェーテを抜く。
剣術スキルのおかげでマリクの太刀筋が見える。
確かに、そこらのモンスターよりは剣の腕はたつようだが、これならリサやアリシアのほうが何倍も上手い。
剣は早いが、太刀筋がめちゃくちゃだ。危険性の高いものだけいなし、それ以外は回避しつつマリクに近づいていく。
ドッジエスケープを使ってないのにマリクの動きが少し遅く見えるので回避は容易だ。
少しづつ、マリクに近づいていく
「く、来るなよ、なんなんだよお前」
マリクの顔に恐怖心が浮かぶ
マリクからすれば当たるはずの攻撃はすべていなされ、剣がすり抜けるように見えるんだろう
「どうした、その程度なのか、俺を殺すんじゃなかったのか」
少しづつマリクを煽り判断をつかなくさせていく。
攻撃をいなし、生まれた隙を突き、マリクの腕にマチェーテを振る
もちろん、マリクは剣でいなす。そうなるように攻撃しているのだからそうしてくれなければ困る
「来るな、来るな。化け物」
マリクから戦闘意欲が消えていき、恐怖心が大きくなっていく。
「流石に一方的過ぎては問題なので、頬に一撃だけもらい小さな傷を作る」
傷を作った瞬間、リサとルナ、サーシャの目に殺意が湧いた気がしたが気のせいだろう
一撃与えたことで余裕が生まれたのか、俺が空けた間合いをマリクが詰める。
マリクが剣を振り下ろす瞬間半身でかわし、振り下ろされた剣ごと鎧の胴体をぶった切った。
攻撃が通ったようで、マリクは腰から血を流している。
鎧をへこませるだけのつもりが、剣ごと鎧もぶった切って肉を切ったようだ
正式な決闘なので、ルール上何の問題もない
「勝負あり!」
エルマー子爵の合図で、決闘が終了する。
俺はエルマー子爵からサインと捺印がされた封筒を受け取る
「決闘のことで何かもめごとがあれば、この封筒を渡しなさい」
エルマー子爵はそういうと町へと消えていった。
地面でうずくまるマリクを3人の男が囲む
何か言いたげだ
「なんだ、何か文句でもあるのか、この決闘はエルマー子爵の仲介の元公平に行われた勝負だ、文句があるなら剣を抜け、今度は手加減しない、切り捨ててやるよ」
俺がそういうと男たちはマリクを抱え町へと消えていった。
マチェーテの付いた血をサーシャに洗ってもらい、ボロで拭いた後、リサへと返す
「ご主人様、見事な剣でした。ご主人様に剣の才能まであったとは驚きました」
「カイウス殿、見事な剣だった、ぜひ、今度手合わせを願いたい」
剣を扱う二人に熱い視線を送られながら家へと帰宅した。
次回投稿は7月19日夕方を予定しています




