クーデター
今回は前回と2つで1つになる予定でしたが、文字数の関係で2つに分割しました
若干のグロ要素がありますので、苦手な方はご注意ください
ホーデン王城内部にて
「敵襲だ、敵が攻め込んでるぞ」
「誰も気づかなかったのか、近衛兵はどうした、王を王妃を逃がSグハァ
「どいつもこいつも骨がねぇ、この程度で騎士とはお笑いだな」
男は槍を持った男を切り捨て、王の寝室へと向かう
「どうして、どうしてこんなことをするんだ、ファミーユ卿」
ファミーユと呼ばれた男が振り返る
「簡単さ、この国の伝わる宝剣ラーガ、あれを売れば莫大な富が手に入る。金があれば欲しいものはすべて手に入る。もうこんなちっぽけな国に使えるのは御免さ」
ファミーユは質問を投げかけた男の首を切り落とし、歩き出した。
「ファミーユどういうことじゃ、説明せよ」
白髭を蓄えた老人が質問する
「おや、薬がもう切れたのか、断頭台の上で目を覚ましてほしかったものだ」
「何が目的だファミーユ」
「目的は一つ金だ。宝剣ラーガを売れば、莫大な富が手に入る。金があればすべてを買える」
「そんなくだらない目的のために、国をつぶすというのか」
「もとからこの国は終わってるよ。王都を残すだけ領地を持たない国なんて国じゃない」
ファミーユはそういうと王の寝室に飾ってある金色の剣を手に取る
「これが宝剣ラーガ、素晴らしい輝きだ。素晴らしい」
「皆のもの聞け、王と王妃はこちらの手にある、おとなしく降伏せよ、降伏すれば命だけは助けてやる」
ファミーユがそういうと、さっきまで戦闘していた騎士は次々と武器を捨て、その場に伏せた
「ほう、これはこれは姫騎士アリシア様ではないですか。確か魔物の討伐では?」
「黙れゲスが」
「そんな口を利けるのも今のうちだ」
「騎士はすべて奴隷として売れ、王族関係者もみな奴隷落ちだ」
「承知」
ファミーユのそばに控えていた男が騎士と王族関係者に奴隷の首輪をつけていく
「もちろん王と王妃、もちろんアリシアにも付けてもらうぞ」
ファミーユが3人に首輪をつける
「アリシアはオークションにて売る。それ以外のものは貴様の好きにせよ」
奴隷商人はその声を聴くと、アリシア以外を荷車に乗せ、ホーデンを出た
国民の間ではクーデターで王と王妃が奴隷として売られたという噂が流れている
もちろん、これもファミーユが流したものだ
ファミーユとその仲間に引きずられアリシアは広場に設けられた磔台に磔にされた。
「国王と王妃はこの国の富をわがものとし私腹を肥やしていたのだ、我々は私腹を肥やした王族を許せなかった、我々を裏切った罪は大きい。その罪を償わせようではないか」
ファミーユの声に賛同する者たちが声を挙げる。もちろん皆サクラだ
「王と王妃は奴隷商に譲り渡したが、姫騎士アリシアはこの場でオークションを開催し売却する。落札したいものは前に出よ」
参加するのはもちろん、ファミーユの取り巻きだ。
「まずは金貨5枚からだ」
その声とともにアリシアの公開オークションが始まった
次回、カイウス目線でのお話です




