オークション
今回はオークションに参加します
リアルの方のオークションって、目を離したすきに時間が終わっててショックを受けることが多いと思うんですよね
俺たちがホーデンについたのは昼過ぎだった。
近くに食事処があったので、簡単な食事を取る
その時だった
「なぁ、聞いたか、クーデターで王と王妃が奴隷落ちしたららしいぜ」
「娘が居たろ確か騎士だったか、あの子はどうなったんだ」
「中央広場で公開オークションらしいぜ」
「マジかよ、確かかなり可愛い感じの騎士だったよな、参加してみようかな」
「バカかよ、金貨100枚も持ってないのにどうやって落札するんだよ」
「そうだったぜ」
そんな話を聞いてルナとリサ、サーシャの顔が暗くなる
「可哀想です、何とかならないでしょうか」
「クーデターは仕方のないことだ諦めろ」
「でも、でも、娘まで奴隷というのはやりすぎだと思います」
俺の知ってるクーデターは王族皆殺しとかが当たり前だ。奴隷になるだけマシだろう
「なら、俺が買ってみるか」
「その声に3人の顔が少し明るくなった」
あまり使いたくはないが3人の頼みだしな
会計をすませ、話にあった中央広場へ向かった
中央広場につくとオークションが始まる直前だった
参加者が前に出ているようなので、俺も前へ急いだ
「まずは金貨5枚からだ」
オークションが始まった
オークションは俺の知ってるオークションと全く同じだ
金額の上げ幅が決まってないらしく、金貨1枚だったり5枚だったり安定しない。
「兄ちゃん冷やかしで出てきたのかい?」
仕切り役の男が声をかけてくる
一度も金額を提示しておらず、冷やかしに思われたらしい
声をかけてきた男に白金貨を5枚ほど見せる
「最後の一人と競ろうってか、なるほどね」
どうやら俺の意図を理解したらしい。
最後まで残ったのはやや筋肉質の男だった
「現在価格は金貨935枚だ、他はないか」
男が煽る
「金貨1000枚だ」
一気に上げ過ぎたらしく会場がどよめく
「金貨1005枚」
「金貨1100枚」
「金貨1105枚」
「金貨1200枚」
「金貨1205枚だ」
「金貨1300枚」
男が粘っているが時間の問題だろう
腰の麻袋を確認するとどうやら金貨1400枚持っているようだ
「金貨1305枚」
オークションではいかに低い金額で競り落とすかが肝になってくる。本来は男のように金貨を5枚づつ相手の金額に上乗せするのがセオリーだろうが、今回はアリシアという娘を競り落とすのが目的で金額については考慮していない
「金貨2000枚だ」
マナー違反だろうが、一気に金額を吊り上げる
「き、金貨2005枚」
どうやら借金覚悟のようだ
「金貨3000枚」
男にダメ押しの白金貨3枚を提示する
「き、き、金貨3005枚」
かなり奮闘するが残念ながら元の資本が違い過ぎて勝負にならない
「金貨5000枚」
「金貨5000枚だ、ほかないか、ほかないか」
仕切り役が煽るが筋肉質の男にこれ以上の金額を出す余力はないだろう。
というか、もし金貨3005枚で落札したらこうやって払うつもりだったのか気になるところだ
「おめでとうございます落札でございます」
男に白金貨5枚を渡す
「落札された品、姫騎士アリシアでございます。どうかご確認を」
ササッとスキルで確認し本物であることを確かめる
「確かに、受け取った」
そういうと俺はルナ、リサ、サーシャに加えアリシアを連れホーデンを出た
鉱石加工技術は手に入らなかったが、アリシアという新たな仲間を手に入れたので良しとしよう。
ホーデンでの目的を諦め、俺たちは、ホーデンから一番近い迷宮がある、ルビトーという街へ向かうことにした
次回、新たな街に行きます




